紐くじ
ジュン
第1話
二本の紐がある。一本は当たりで、もう一本はハズレだ。
「当たりを引いたら、一億円あげよう。ハズレを引いたら、一億円払わないといけない。だれか、挑戦したいやつはいるか」
辺りはざわついた。
不意に男が手を挙げた。
「紐を引けばいいんだな」
男は、迷うことなく紐を引いた。
周りにいる人々はいう。
「なんて、勇気があるんだ!」
男は言った。
「私は御年百歳だからね。一億円もらおうが払おうが大差ないんだよ」
終わり
紐くじ ジュン @mizukubo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます