第18話 StarDust

 音楽の話のときにちらりと触れた、Sound Horizonについて話したいと思います。

 サンホラもといリンホラをプロデュースするRevo閣下を一躍有名にした作品といえば、「進撃の巨人」の主題歌『紅蓮の弓矢』かと思います。いうて私は進撃の巨人を見たことはなくて、CMとかネットで流れる絵をみてなんとなく概要を察している感じです。「何の成果も得られませんでした」とか、たぶん惨いシーンだと思うのだけど、私はネタとしてばかり見てしまって。なんというかよこしまな自分にむなしくなります。


 私がサンホラを知ったのは高校生の時で、まあ大体年齢がわかるかと思うのですが、サンホラはメジャーデビューしたて? くらいの時期だったかな。友人がサンホラにはまっていて、私も多分好きな系統だと思うよって言われたのでElysionのCDを借りたのが始まりでしたね。ここでいうElysionは前奏曲ではなくて組曲の方です。


 初めてサンホラの音楽を聴いたときは、もう、ひっくり返るかと思いました。だって音楽で物語やってるんだもん。語り手が朗読し、登場人物のセリフが入り、音楽があり、歌手が歌う。当時は語りや歌などはあらまりさんという女性一人が中心となって演じられていたのですが(もちろんじまんぐも忘れてないです)、あの衝撃たるやって感じでした。

 私が聴いてきた音楽っていうのは、こないだ話したB'zみたいに、3~5分くらいの楽曲で、AメロBメロサビがあって……みたいな一般的な方程式にのっとったものでした。そのなかでちょっとのセリフはあるかもしれないけど、それはメインではないわけで。

 ただ、サンホラの楽曲は一曲当たりがめちゃくちゃ長いし(10分超え余裕)、一番が終わって二番らしきもののメロディーがAメロと全然違う。カラオケ番組とかで見るサビとかのブロック分けどうなるんだっていうくらい。まあ初見さんにはインパクトが強すぎたんですよね。


 サンホラの曲は今ではいっぱいありますけど、一番好きな曲はStarDustです。お揃いね私たちって歌詞が印象的なやつ。サンホラの場合、曲のストーリーがネタバレとか考察がはかどるとかいろいろあるんですが、私は考察なんて難しいことはできないので単純に「あ、好きだわこれ」って気持ちで聴いています。めちゃくちゃ簡単にあらすじを説明すると彼氏に浮気される女の話です。ジャケットの真っ赤な服を着た女が、ナイフを手にするかと思うと、と書くとそのエッセンスだけで私が好きそうってバレますよね。



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