第2話 昭和元禄落語心中
軽い気持ちでサクサク物語を消費したい人には推奨しないのだけど、ヘビーな物語を堪能できるメンタルをお持ちの人にはお薦めしたい。
落語は詳しくないです。修学旅行で寄席に行って、落語を聞いたことがあるくらい。演芸と呼ばれるものは笑点をテレビで見て大喜利で笑っていた程度に。あとはNHKをよく見るので、日曜日にやってる能の番組を垂れ流したり。野村萬斎さんが好きなので「にほんごであそぼ」を見ていたり。野村萬斎さん好きなんですよ、具体的にどこがと言われるとうまく言えないけど、陰陽師とか見てたので。立ち居振舞いが魅力的なのかな。舞台を踏む方だから、シン・ゴジラの中の人やってたのとかも印象的ですよね。
昭和元禄落語心中という作品を知ったきったけはもう忘れてしまいました。漫画雑誌の広告だったかどうか。最初は漫画を見た気がするんです。それで、八雲先生の若い頃の話とか、与太郎の中にある片鱗とか、もうぞくぞくして救いが欲しいと願っていましたが。
漫画を読んで、アニメ化すると聞いて、その前にドラマCDとかあったっけ? ちょっと忘れてしまったけど、キャスト決まったときにこれは強いわー安心だわーってなった記憶があります。上から目線とか言わないでね、よくあるファンの感情です。
90年代に活躍された声優さんのアニメで育った人間だから、その辺りの方たちはどうしても追いかけてしまう。特に林原めぐみさんはラジオをやっていたときにリスナーとして追っかけていて、大好きな声優さんの一人です。私の青春。シャーマンキングとか見てたので、その声優さんのラジオを聞きながら試験勉強してましたね。まあそういう時代の人間です。年齢はお察しですよ。
鍵となるみよ吉を林原めぐみさんが演じられるとのことで、これは是非見たいと思っていました。それから石田彰さんの演技力はFate/Zeroとか見てたので素晴らしいとわかっているし、若い頃と年老いた今と、更に「一人の語り手が複数のキャラクターを語り手のまま演じる」落語家という、声優としての演じ方ともまた違う語り口が本当に卓越していて、演者さんってすごいなあと、ひたすらに感嘆していた次第です。
そういうわけで私は声優さんのファンでもあるわけだけど、でもそれは物語のメインではないので。そうやってキャラクターに色をつけて、アニメーターさんが素敵な絵を作って動かして、カメラ割りとかそういうのあんまり詳しくないけど効果的な表現を模索してひとつの物語が完成するわけで。いやすごいなあしか言えなかった。
今はひたすらにそういった作品をインプットというよりは摂取しています。せっかくのアマプラ会員見放題を使わずになんとするって感じで。洋画とか見られたらいいなと思って入会したんですが、二時間見るのがしんどいというどうしようもない理由であまり生かせていません。
私は長時間画面見てると頭痛がしてしまう人間なので、一日アニメ浸けとかゲーム三昧はできないのです。それでもたくさんの作品に触れたいなと思って、無理しない程度に鑑賞しています。
昭和元禄落語心中はNHKでドラマにもなっていましたね。あれはどうなんだろう、見たことないけどやっぱり落語のシーンとか指導入ってかなり気合い入れて作られていると信じたいし、アニメの方を見終わったらドラマにも手を出してみようかな。
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