実践日本拳法純粋理性批判

@MasatoHiraguri

第1話 *** この本は書きかけです。***20200804時点

2020年08月02日(日) V.01.01        


目次


はじめに

① 大学日本拳法で鍛える

② 大学日本拳法で戦う

③ 大学日本拳法で学ぶ

④ 大学日本拳法で楽しむ

⑤ 大学日本拳法で演じる

名語録




はじめに


 道場での日本拳法とは、下は幼稚園・小学生においては、礼儀作法や前向きな心を上から教えてもらうことであり、中高大、そして社会人になってからの道場日本拳法とは、前向きな心から一歩踏み込んだ戦う心と、その技術を効率よく教わる場であろうと思います。


 一方、40年前に私が経験した大学日本拳法とは、 毎日 「押忍」 「押忍」 と、 不条理でくだらない、バカバカしいことをやり、悩んだり怒ったりしながら、自分で自分を磨き学ぶ場でした。

 どれもこれも、楽しいとか心が和むなんて思い出はありません。一歩間違えば大けがをするどころか死んでいたかもしれないような、ギリギリのところでの判断と行動が求められました。

 実際、私たちを指導する4年生は、防具練習の時には必ず「相手を殺すつもりで殴り蹴りを入れろ」 と教えていました。真剣勝負(殺し合い)の感覚で、毎日の防具練習をやっていたわけです。


 40年後のいま私が思うに、当時の私たち大学日本拳法とは以下のようなところでした。

○ 技術を教えてもらうことよりも、自分で自分をどうにかしなければならない場。

 例えば、選手の数が少なかったこともあり、1年生までもが早々に防具練習に参加していた四月、ある一年生がいきなり四年生の面突きをくらい、面の下の金具でアゴの骨が見えるほど、アゴがぱっくり割れた(十数針縫った)時でさえ、その一年生は「面の付け方が悪いからだ。 」と冷たく言われていました。


○ 毎日、同じ時間に、同じメンバーで部室に集合し、同じ儀式(防具練習)をやるという、没個性な生活とは、当時はばかばかしいと思っていましたが、今にして思えば「茶道に通じる」大きな意義があった。


○ ランニングや筋トレという、体力増強・筋肉の強化とは、すべて防具練習のためにある。

防具練習でけがをしない、防具練習でへたらない。防具練習を防具練習として完全に消化できるようにするために、 体力をつけ筋力を増強する。 私自身は、 防具練習の中でも面突きの一瞬に、(ケンカにはない)ある魅力を感じていました。


大学日本拳法による「コギト・エルゴ・スム」

 「我思う、故に我ありの境地」への道。


○ リアリティ(現実)の追求

 いつでも・どこでも・どんな環境においても、嘘にだまされず虚(ヴァーチャル)に惑わされずに、現実を見るための心を磨く。

 相手の言葉や動作を、自分の心の鏡に写し出し、それが実像なのか虚像(ヴァーチャル・イメージ)なのかを、瞬時に判断する力を養う。

 自分に投げかけられた言葉の裏にある真意、 写し出された映像の裏に仕組まれた真の意図。それらはコンピューターやロボット、AI でも、分析解析・判別判断はできない。

 知性とは、理性という心の鏡あってこそ、生きてくる。その理性を磨くのが大学日本拳法における面突きという鍛錬でした。

 真の自分を自覚できた者だけが、 たくさんの違う人生を、 同じ自分として楽しむことができる。


 なんにせよ、大学日本拳法(の面突き)で鍛えた純粋理性というものを、私の今までの人生におけるさまざまな出来事(具体例)を鏡にして見ていこうというのが、この本の趣旨なのです。





① 大学日本拳法で鍛える

面突きの精神で理性を鍛える

○ 夏合宿 上野駅窓からの乗車事件

○ アメリカ 雨のドライブ


相手と戦うのではなく、自分自身の内で戦う

自分で自分と戦うことで自分を鍛える







② 大学日本拳法で戦う

相手のある戦い

○ 機内食牛肉事件

○ トルコ、クレジットカード支払い事件。

○ 葉山花火大会事件

弁天小僧のごとく。羽織っていた衣をかなぐり捨て。

○ ナポリのホテルマンとの戦い

○ ローマアイスクリーム屋ただ食い事件

○ 青森カッパ温泉刺青(入れ墨)事件


③ 大学日本拳法で学ぶ

面突き=相打ちの精神で諸芸・書能から学ぶ。

○ 大学の授業・単位

○ 新婚旅行 ドイツ ニュールンベルグ

元ナチス兵士の涙。

○ 阿波踊り ドイツ人親子との対話

広島・長崎を忘れない







④ 大学日本拳法で楽しむ

面突きの精神で人生を楽しむ

○ 歌舞伎町・絨毯バー事件

○ 新婚旅行 雪中行軍ビースの教会

(牛に引かれて善光寺参り、ならぬ)観光バスに導かれて、教会参り。

○ ナポリの戦い

○ ローマの戦い

○ ベルギー ブリュッセル 夕食での、妻の涙。

○ 2017年、欧州バス旅行での南米チリ人女性との対話



⑤ 大学日本拳法で演じる

面突き=相打ちの精神で「自分オリジナルの」人生を演じる

○ 商社に入る

○ 商社を辞める

○ 南米に渡る

○ 坊主になる

○ 坊主を辞める

○ 本を書く






名語録


「よしわかった。オレの家に来いよ。」

「蹴り入れろ。」

「オレの一番嫌いな職業か。」

「ああ、お前○○の友達か。」

ただ一度だけ見た、先輩の見下したような態度。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

実践日本拳法純粋理性批判 @MasatoHiraguri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る