第7-1話
私の名前は金森千冬。とある高校に通う3年生
私は今とある人物を追っている
将来報道系の仕事に就きたい私のジャーナリスト魂がそうさせるのか
今追っているのは同じ高校に通う2年のチャンピオンなる人物
彼の事を誰に聞いても、チャンプだのピョン君だのと、まともな答えが返ってこないからとりあえずはチャンピオンと呼んでおくわ
先生?だめよ。答えを聞いたらつまらないもの。答えに辿り着く為に動くのが楽しいのだから
それはそうと何故彼を追うようになったかを教えてあげるわ
あれはそう、日曜日に日課の一日一ネタの為に街を散策していた時の事
見るからにいかにもな昭和な人物と彼が争っていたの
今は令和なのよ?って言いたいのを堪えて近くに隠れて観察していたわ
そうしたらいかにもな人が彼を殴ったと思ったら、彼はポケットから何かを取り出し、いかにもな人に手渡したの
男はそれを握りしめると走ってどっかにいってしまった
何を渡したのかは気になるけれど私は彼の方が気になってしまった
すると彼はソーセージの特売所に一瞬立ち止まったと思ったら、いきなり走ってどっかにいってしまった
もしや私の存在に気付いた?
あのいかにもな男との関係も気になる
あの赤くて長い棒のような物は一体なんだったのか……
ソーセージの特売所に同じような物が並んでる気がするけどおそらく気の所為ね
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