ドロドロな恋をしてはだめですか

ルア

第一話 幼馴染

美香:「おはよー」 

雄二:「おはよー」


雄二と美香は保育園からの幼馴染だ


美香:「まさか高校まで一緒だとはねー」

雄二:「そうだな」

由里:「二人ともー やっぱ仲いいねー お似合いだよお ヒューヒュー」

美香:「そんなんじゃないってばー」

雄二:「いっそ付き合っちゃう?」

美香:「もーーー」


5年後...


美香:「もしもし由里? どうしたの?」

由里:「そうそう 彼氏できたんだ―――」

美香:「え!おめでとうー だれなの?」

由里:「雄二君」

美香:「え... そう おめでとう…」

由里:「うそだよーー やっぱり雄二君のこと忘れてないじゃん まだ好きなの?」

美香:「ま、まあね 雄二君はもう別の大学に行っちゃったから… あと お見合い相手もいるそうだし。」

由里:「そっかあ 残念だね…  そういえば次いつここに帰ってくる?」

美香:「うーん 仕事が落ち着いてからかなあ」

由香:「そっかーー また暇だったら連絡するね!」

美香:「おっけー」


長野県 雄二の実家


雄二の母:「あら! 雄二じゃない おかえりー」

雄二:「ただいま…」

母 :「あら。 浮かない顔ね どうしたの?」

雄二:「小野瀬さんと別れてきた」            

母 :「!? どうしたの? 何かあった? 不満でも?」

雄二:「別に。 ただ ある人のことが忘れられなくて。」

母 :「美香ちゃん…?」

雄二:「うん…」

母 :「仲良かったものねー」

雄二:「親父にはまだ言わないでくれ。 激怒するだろうから」

母 :「そうね そうしましょう。でもいづれ 小野瀬ちゃんのご両親からお父さんに連絡が入るわ。」 

雄二:「ああ。 わかってる。その前には東京に行くよ 就職先はもう決まってる」


東京 原宿駅


明日香:「やっほー 美香! 遊びに来たよー」

美香:「やっほー 明日香! さっそくだけど どこ行くー?」

明日香:「もちろん竹下通りでしょお パフェにクレープに綿あめにかき氷 いっぱい食べるぞー」

美香:「もうー明日香は食いしん坊なんだからあ」


東京 渋谷付近 住宅街


雄二:「ここいいなあ どうしよ」

雄一:「そうだろ ここは格安だし一人暮らしには最適だぞ」

雄二:「ここにしようかなあ」

雄一:「そうするべきだよ  しかし雄二がまさか上京してくるとはなあ 前まで大阪で親父の会社で働いてたんだろ? お見合い相手と何かあったとか?」

雄二:「ビンゴ。 別れたよ」

雄一:「まじで!? やばくねそれw 親父大激怒じゃんw」

雄二:「マジでそれな 東京に兄貴がいてくれて助かったよ」

雄一:「そういえば 美香ちゃんも東京にいるんだってな。 運命の再会を果たし また恋愛関係に」

雄二:「いやそんな ドロドロの恋なんてあるわけないじゃん ってか また って元々恋愛関係じゃなかったしw」

雄一「そりゃそうだなw」


雄二の実家


雄二の父:「まさか あの二人が別れるとは 雄二もとっくに会社を辞めたらしいし、 上京だとお? 雄二がいないと 後継者はどうするんだ! 雄一も家を出たんだから雄二しかいなかったのに。」

雄二の母:「そのうち2人とも帰ってきますよ。 後継者のことばかり考えず 子供の気持ちも考えたらどうです?」

父:「来週東京にいく! なんとしてでも 雄二を連れて帰る!」


東京 原宿


明日香:「うーんクレープうまーーい この綿あめもおいしいよ!」

美香 :「結局全部食べちゃってるしw 次どこ行く?」

明日香:「やっぱ 渋谷っしょ!」

美香 :「いいねーー」


                             続く



番外編


7年前 高校入学式


美香 :「あ! 雄二君 高校まで一緒だったんだあ!」

雄二 :「おお 美香! やばいな こんなに一緒になるもんなんだ」

明日香:「あ! 雄二君 美香! 二人とも 中1以来だねー」

美香 :「明日香! いつ帰ってきたの?」

明日香:「最近だよー 中2からアメリカ留学って疲れたけど それなりの英語力は身についたよw」

美香 :「そっかー」

明日香:「そういえば由里も同じ学校らしいよ」

由里 :「よんだ?」

美香 :「ドっから出てきた!?」

由里 :「みんな久しぶりだね――」

美香 :「いつもの5人組… 一人いないけど」

雄二 :「兄さんなら同じ学校だよ いま3年」

雄一 :「よんだ?」

美香 :「なんで急に出てくるw」

明日香:「これでいつもの5人組 久しぶりにそろったねー」










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