第14話 20200809 功績
じいじが 死んだ
大きな花輪が いくつも届いた
何とかの社長さんとか
何とかの会長さんとか
知らない人もいっぱいきてた
先生の功績は本当に偉大で…
泣きながら挨拶をしていた
何とか団体のおじさんは
弁当を受け取ると
おつきの人に連れられて
さっさといなくなった
ばあばが 死んだ
大きな花輪は それほど無かった
町内会の会長さんとか
サークルのお友だちとか
知らない人もいっぱいきてた
スポンサー支援で大学卒業しました…
泣きながら駆けつけた
会社勤めのお兄さん
焼香だけでもさせて
路地裏で生活してる
おばさんもやってきた
じいじは立派な人だった
いまでも活字で名前が挙がる
ばあばは立派な人だった
いまでも誰かが感謝をしている
生きた人の数だけ 功績はある
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