第46話埼玉奪還Ⅱ

「改めてお願いします。」


僕はパーティーのメンバーに挨拶をする。


僕以外の19人はもう来ていて準備が整っていた。


パーティーで参加申請するとそのパーティーは同じ討伐パーティーに組まれる。


それを使って僕たちは同じパーティーにいる。


玲奈、クレナ、芽依、父さん、母さん、僕。


そして女子大生4人のパーティー。


別の学校の高校生男女5人のパーティー。


後は社会人3人のパーティーと夫婦2人のパーティーだ。


この20人で僕たちは命を預けあって行動する。


よく考えたら今までの僕ではあり得なかったことだな…


なにかのために本気出すって…


「1人2本ずつこの鉄剣を取って使ってください」


僕は収納リングから鉄の剣を28本取り出して地面に並べる。


この剣は80センチほどの長さの剣で長すぎず素人にも使いこなせるようになっている。


「「良いのか?」」


「僕自身にあまり戦闘力があるわけではないので。前衛を固めると後衛も安心して戦えれるでしょ?」


「それなら…でもなんで2本なんだ?」


「それはもしづこしでも切りづらいと思ったら、地面に投げて別の剣を使ってください。そうしたら僕が拾って修理するので」


「それは心強い。いやー、金属バットでどこまでいけるか不安だったんだよ」


「金属バット!?」


金属バットの1撃では満足にダメージを負わせられない。


しかもこれはダンジョンの中ではないので、モンスターの死体は消えない。


つまり、モンスターが本当に死んだかどうかは誰にもわからないのだ。


もし死んだふりをしたモンスターがいてその横を通り過ぎて別のモンスターを倒そうとしたときに後ろから攻撃されるかもしれない。


なので、打撲系の気絶させるような武器は使わないほうが良いだろう。





メンバーに武器とポーションを配り終え、僕たちは埼玉へ向かう準備をした。


行く方法はお父さんが昔キャンプの動画を動画投稿サイトで見るのをハマっているときにキャンプグッツを買った。


そのときに家族全員で行けたら良いなとかいいながら10人ほどが乗れるキャンピングカーを買った。


まあ誰もテントを建てるとかをしたがらないし、絶対に途中で投げ出して帰りそうなのでキャンプに行くことはなかったが…


社会人の2人が車を持っていたので余った人はその車に乗って埼玉へ向かった。




空は青く太陽は僕たちを導いて…


はたまた変わりだした世界を覗こうとしているのか…


まだ誰も知らない。



_________________

次回からは苦手な戦闘シーンなので時間をかけてがんばります。


《[重大]》章の名前を[戦う人類]から[支配の魔王]に変えました。

どうぞ確認してください。


明日も投稿スっぞ!!

星オス準備をしていてください。

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