第2話私の目標は目立たない事

私の名前は[ラミア・御劔]姉、クリス・シーホン、義姉、天道寺・茜、義兄、御劔・亜門を持つエルフ族である。今、私は、ラーファイド帝国改めラーファイド王国のアーレスと言う町に出てきた。15才になり冒険者になるためだ。


因みに私のステータスは義兄で転生者の亜門お兄ちゃんの護身術という名目のシゴキによって魔法関係以外は、すべて人族としてはカンスト状態のLv999で体力なども同様である。


まあ、お兄ちゃんはLv999999で神様並みだったので、とてもじゃないけど勝てるはずもないのだけどね。


後、私には、2本の神刀がある。なぜ、2本もあるのかって?それはね。1本はお兄ちゃんの<神刀スサノオ>でね。所有者の全ステータス100倍って言うもので、私が継承したけれど、ある場所に封印してあるんだ。力が強すぎるから、逆に、こわいのだよ・・・


 もう1本は、同じく転生者で、勇者の称号を持っていた、茜お姉ちゃんの物を引き継いだ。名を<神刀紅椿>と言って、体力、力、速度と魔法防御をプラス200あげてくれる。


私は、お兄ちゃんから<蛇龍御劔流抜刀術>を継承しているので、紅椿の効果は助かるのである。って言うか、これでも、すでに人外の力があるんだけどね。


だけど、御劔流は殺人剣で有名になっているから、私は、できるだけ目立たない様に暮らす事を心に誓っていた。


 じゃ、なんで冒険者になりたいのかって?


それは、魔物の素材を高く買ってくれるのがギルドで、ギルドに売るには冒険者じゃないとダメだからだよ。だから、私の目標はFランク(最低ランク)で素材を売って目立たぬ様に普通に暮らし、普通に恋をして、普通に結婚して、普通の幸せを手にいれる事なんだよね。


 「そうそう普通が1番だよね」


そして、そのために冒険者登録をやりにきたのですよ~。


なんて事を考えながら、私の目の前には、冒険者ギルドの扉があった。


だが、その数分後には、かなり目立ってしまう事など、今のラミアが知るよしもなかった。


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