第21話 正義と天秤④
その時、クリスティーヌが何かに攻撃された。蓮たちは唖然として、クリスティーヌの方を見た。
「クリスティーヌ!」
レオがクリスティーヌに近寄ると氷の柱が降ってきて近づくことができなかった。その側には天秤が宙に浮いていた。
「手を結んで戦っているのはあなたたちだけじゃないのよ。テミス、さあその水瓶座を星霊界に還してしまいなさい」
天秤が氷を纏い、クリスティーヌに攻撃をした。氷の刃がクリスティーヌの身体を何度も傷付ける。彼女は立つことも難しい状況になっていた。
「まさか、もう一体の星霊は乙女座なのか」
女神の姿をした星霊が立ち上がりレオに襲いかかった。レオは女神の星霊と交戦することになった。
「同じ願いなら手を組んだほうが勝ちやすい。あなたたちだって、同じ願いがあるのでしょう。私たちも同じなの。私たちの邪魔をしないで!ユースティティア、さあ獅子座にもトドメを刺しない」
立場が逆転した。それでも、クリスティーヌとレオは持ち直し、107回全ての戦いに勝った。
そう、すべて同じだったのだ。108回目のループ以外は。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます