雪うさこ雑録

ここにもプロが一人。

　今日は美容室に行く日だったのでお休みをいただきました。先日ここで愚痴った新人さん。今度は「私、心療内科に行くつもりです！」宣言で、みんながまた振り回されている一週間です。

　会社では辟易する毎日ですが、家に帰ると、のんきな娘たちに救われています。最近の娘ネタ。テレビやラジオで岸田総理の話題が持ち切りですね。ニュースに興味のある娘たち。国会で「岸田くん」と呼ばれている岸田総理を見て、自分たちもちゃっかり「岸田くん」呼ばわりです。

「あ、岸田くんだー」

「お！　岸田くん、どうした、どうした？」って。

　マブダチ並みの扱いですよ。毎日、娘たちに笑わせてもらって、まーなんとか生き延びています。

　先日、車のディーラーさんが神業営業だ！　って話を書いたんですけれども、今日は美容師さんに感動しました。

　私の担当をしてくれている美容師さんって、私よりも10歳くらい年下。私の結婚後の姓と、彼女の旧姓が同じということで、お店の人が面白がって私の担当にしてくれたと言っていました。同姓同名だと、予約取るのも面白いっです。

「雪です。予約お願いします」

「したのお名前は」

「うさこです」

「担当はどちらになりますか？」

「えっと。雪うさこさんです」

「え！」

　まあ、こんな感じで、毎回電話口に出てくれるスタッフの人が笑うというオチ付きなわけです。

　彼女と出会うまで、私は美容室は転々としていました。新しいところ、安いところって。めぐって。色々な美容師さんに出会いました。「時間が迫っているので、もう少し巻いてもらえますか？」ってお願いしたら、思いっきり不機嫌な顔をされたこともあります。オーダーとは違う髪型にされたこともありました。

　結局。美容室なんて思うようにしてもらえないんだ。

　そんな風に思っていた時に出会ったのが彼女です。

　彼女が担当してくれて、もう十年以上たちますが、「失敗したなー」って思うことは今まで一度もなし。毎回、私の満足いく仕上がりにしてくれます。それに加えて、彼女のすごいところは、とっても気配りがいいってこと。

　私の髪のことをよく知っていてくれて、無理のない提案をしてくれます。例えば、こういう髪型にしたいってお願いしても「雪さんの髪質だと……」って、いろいろな提案をしてくれます。他の美容室では「あー、無理ですね。その髪型。お客さんの髪質じゃ、そうならないですよ」って言われて終了なんてこともあったんですが、彼女は色々な方法を提案してくれて、それに近づけてくれます。だから不満足だ、なんてことは一回もない。

　今日も店内が少し蒸し暑いなって思って、ちょっと気持ち腕まくりの仕草をすると、すかさずエアコンの温度設定をしてくれたんです。え！　気が利くでしょうーって、ちょっと感動。

　話の内容もちゃんとカルテに書いてくれているんでしょう。娘の話なんかも何度もしなくとも理解してくれます。

　ある意味、客商売。客をどう悦ばせて、また来てもらえるか？　そういう仕事なんでしょうけれども、彼女は本当に天職なんでしょうね。ちょっとお高い美容室ですが、もう他の美容室に行くことは考えられません。多分、彼女が別の美容室に行くことになったら、彼女について行っちゃうと思います。プロだー。いや、こういうことが普通なのかも知れないけれども、やってもらえないことのほうが多いんですよね。

　私もある意味、しゃべってなんぼの仕事ですから。美容師さんたちのそのスキルを盗んで、しっかりとお客さんの心をつかみたいものです。ああ、勉強になった。

　今日はですねー。生まれて初めてブリーチ入れてきましたよ。へへ。少し気分転換して頑張りましょう。

　みなさんはお気にい美容室ありますか？

　カクコン７が先に見えてきたんですが、ちょっと、いくつかの案の中で、何をかくのか、プロットも出来上がっていない状況。間に合うのか！？

　ＢＬで行くのか行かないのか？　どーしましょう？

　わーん。ちょっとお尻に火がついていますよ！！