「敵キャラが味方に」が好き
おはようございます。昨日は、存分に「一人の夜」を楽しんだ雪うさこです。娘たちがいると、もっぱら見る映画はアニメ系が多いもので、昨晩は「ワイルド・スピード」シリーズを、6作目から8作目まで。それからスピンオフまで鑑賞しました。
いや。疲れました。アクション映画を8時間以上観たのは、初めてかも。ちょっとネタバレも入るので、これから見るぞって方がいたら飛ばしてください(え、見ない?)。
シリーズ中、7作目である「SKY MISSON」に登場するデッカード・ショウというラスボスキャラ。このキャラがまたいい味出しているんですよ。元イギリス特殊部隊員で秘密諜報機関に在籍していた男なんですけれども、6作目「EURO MISSON」でのラスボスのお兄さんなんです。で、前作で弟がやられた報復にやってくるという設定。まあ、そこからして、家族思いのいい奴(?)なんです。やっていることは容赦ない。主人公のホブスはファミリーを殺されて、ショウとの対決を深めていくというわけなんです。そして、ラスト。彼は刑務所に送られるんですけれども。なんと。次作の「ICE BREAK」にも登場しちゃうんです。しかも、この作品では、共通の新たな敵が登場して、主人公たちと相容れない割に、共闘するという設定。
デッカード・ショウというキャラは、強面でね、言葉遣いも汚い。もう、悪役って感じなのに、赤ちゃんを守りながら戦うシーンでぎゅっとハートを鷲掴みにしてくる、イケてるキャラなんですよ。案の定、2019年には、このキャラと別のサブキャラとを抱き合わせたスピンオフ作品が公開されています(それも観た)。
売る方は、見ている側の反応をしっかりリサーチしているんだなって思います。私が「お」って思ったのは、あながち間違いじゃなかった——ってことでしょうか。スピンオフに起用されるんですもの。きっと人気が高かったのではないかと思います。売れるキャラで、売れるようにしかけてくる。うーん。これ、小説でも結構、参考になりますね。
この「敵キャラが味方になる」っていう設定は、ジャンプ系漫画によくあるパターンではないですか?
例えば「ドラゴンボール」のベジータとか。「銀魂」の新撰組とか。「るろうに剣心」の斎藤一とか。「家庭教師ヒットマンREBORN」の六道骸とか……。ああ、そうそう。その典型例は「ドラえもん」ですよね。普通の放送ではジャイアンやスネ夫は敵キャラの立ち位置なのに、映画では共闘するわけです。子ども心に、それがなんだかとっても魅力的で、映画のほうが好きだと思った記憶が思い出されます。
しかし、それって長編じゃないと、なかなか出せない持ち味ですよね。長くキャラを見てもらえるからこそ、キャラ自身の成長や、キャラ同士の関係性の変化を表現できる。短編には短編の良さがありますけれども、長編の良さはこのあたりなのではないかと思います。
いや、久しぶりに映像を見ました。魅力的なキャラづくり、頑張ろうとやる気が出たところで、娘たちが帰ってきます。さーて。また今日からは日常。昨日の夜は非日常みたいで、なんだか落ち着きませんでした。
うるさくても、喧嘩しても、やっぱり三人でいるのっていいものなんでしょうね。あーあ。子どもたちが巣立ったら淋しくなるんだろうな。まー、昨晩は詰め込みましたが、一人になったら、映画みたり、読書したり、物書いたり。好きなことができるように、今から好きなこと、増やしておきたいと思います。
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