王家の紋章とOGB前半部について



 もう金曜日ですね。一週間がなんとも早い。足早です。一週間どころか、一年も早い。もう坂道を——いやいや、急こう配を転げ落ちているくらい時間が経つのが早い今日この頃です。


 先日、後輩と昔の漫画の話で盛り上がり。そこで出たのが「王家の紋章」。知っていますか? 秋田書店の月間プリンセスでのご長寿漫画。ガラスの仮面とツートップくらいの話の作品です。細川智栄子あんど芙~みんさんが描いている、歴史ロマン。昭和51年から連載開始とは。私が生まれる前から連載されているんですよね。


 あらすじは、アメリカの富豪の娘キャロルが、若きエジプト王ファラオの墓をあばく瞬間に立ち会います。彼女は考古学が大好きな、いわゆる歴女。夢見がちな少女なんですけれども、そのミイラと一緒に発掘された石板が破損し、それと同時に現れたのが、若き王の姉アイシス。彼女は弟の墓を暴いたキャロルの一族に復讐を企てます。で、キャロルはその呪いで過去のエジプトに連れて行かれてしまうというところで第一巻が終わります。


 まあ、簡単に言うと歴史転移ものと言うのでしょうか。当時のエジプトでは、白人で金髪碧眼の彼女は異質。それに現代の知識はまさに神の娘! さっそくその若き王であるメンフィス(発見されたミイラ本人)と出会い、反発し合いながらも愛を育んでいくわけです。ところが、他国の王子だちも彼女には興味津々。あちこちの王子たちからの強烈なアプローチを受けてしまうんですよね。そしてキャロル争奪戦みたいなものが、戦争にまで発展したりするわけです。


 とういう感じで進んでいくんですけれども。こういう名作っていつ読んでも、何回読んでも素晴らしいですよね~。もうね。メンフィスとキャロルが可愛くて仕方がないんです。看護学校の時、友達と「今日、私キャロルね」「じゃあ、私メンフィス」

「ずるーい。私アイシスじゃん」ってな具合でなりきりして遊んだことを思い出しました(大の大人がなにしているんだか笑)。

 

 小学校の時に出会ったこの作品。ある程度集めていたんですけれども、引っ越し引っ越しの連続で、途中で捨ててしまったんですよね。なので、現在、我が家にあるのは二十巻まで。現在は六十六巻まで出ているようですね。最近は読んでないな~。


 当時はすごく夢中になって、将来は考古学者になりたい! って思ったほど。歴史ロマンって最高ですね。後輩に「十巻まで貸して」と言われて、今朝、本棚から出して来たら、なんだか懐かしくなってしまって、つい読み始めてしまいました。ということで、今日は王家の紋章で頭が支配されているところです笑


 さて、OGBですが、着々と妄想の種を公開中です。

 第一話は保健室設定。保健室って、学校ではちょっと異色で、先生も教師離れしていて、悪が多い——というのが、創作の世界では王道。そんな悪い先生が、うぶな生徒を体温測定しちゃいます! って話。遠藤くんとの三角関係も見ものです。


 第二話は会社員のライバル設定。これは、BL作品ではかなりあるある展開でした。飲み会の帰りに、なぜかラブホになだれ込んで——という設定。陰キャ君を作るためにアニメヲタクの設定にしたのがよかったのかな? ちえさんに「次回はコスプレして、もじもじしちゃったりして。アニメを見ながら——」というコメントは想像以上で燃えます笑


 第三話は高校生の部活動ライバル部長同士の設定。「男が好き、可愛い。綺麗」と言って退ける進学高のハイスペック部長が、平凡だけれども綺麗系のツンデレ部長を巻き込みながら突き進むという話でした。これもよくあるある。


 第四話は稲荷様と不幸の塊男子の設定。BL慣れしていない方には「!?」だったかも知れませんが、獣系、神様系は、比較的人間の男子に子どもを作らせる目的が多いですね。あれ、なんでなんでしょうね。オメガバースともちょっと違うようですけれども。完全なる獣の形もあれば、ケモ耳みたいなバージョンもあるようです。まあ、どちらにせよ、溺愛系。人間とは違う超ドストレートな愛情表現をしてくれるので、乙女は「ほわわ~」となるパターンです。


 さて、折り返しです。あと少し公開する予定ですので、「ああ、雪うさこの性癖はかなり変質だな」とか思っていても、それは心の中にしまっていただいて、我慢してお付き合いください笑


【OGB企画】王道BLの沼 〜私の好きをぎゅっと詰め込みます!〜

https://kakuyomu.jp/works/16816452220435184651




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