メディアの管理って難しい。
長女にクリスマスのプレゼントでipodをプレゼントしたんですよね。ところがですね、先月くらいからいじっている様子が見られないんですよ。親として直感。
「これは失くしたな」
長女に「ipodどうしたの?」と尋ねると
「あのね。今どのくらい使わないでいられるか実験しているんだよ」
というんです。ああ、やっちゃったね。本当にねこいつがまた、十一歳になってからというもの、口ばっかり成長してきているわけです。「ああ、そうなんだ」と軽く返答をして内心では「どうせ失くしたんだろう」と笑っていたんです。
三月の末に、英語の習い事のテキストが一掃されるということで、彼女のバッグを漁ったんです。するとどうでしょう。内ポケットからipodが登場。もう電池切れ状態です。ティッシュやお菓子の食べかすの中にぽつんと入っているそれ。どうせわからないだろうと、私はipodをこっそり取り出して自分の棚にしまいました。
先週。何気なしに娘に再度尋ねてみたんです。「ipod失くしたんじゃないの。ないでしょう?」と。もちろん、私はありかを知っているんですけれども。すると長女が答えます。
「あのね、実はなくしちゃってたんだけど、〇〇ちゃん(二女)が見つけてくれたんだ。英語のバッグに入っているよ」
「嘘だよ。見てみい。入ってないから」
「え! ——(ごそごそ)本当だ! ない!」
「だってお母さんが見つけて確保してるもん」
「うう! 返せ~! 私のipod!!」
ってな具体。本当に長女の抜けているところには参ります。それから、仕方なしに返却をしたんですけれども、しばらく使っていなかったせいなのか、ipodでYouTubeをずーっと見ているんですよ。最初は音楽を聴きたいからという理由でサンタさんに頼んだはずなのに、結局は動画三昧。
先日の日曜日はね、イヤホンまでして、トイレにまでもっていくんです。もうさすがに切れました。
実は私の音楽を共有したいという理由もあって、私のアカウントでipodを動かしていたんですけれども、それだと子ども用の制限がかけられないんですよ。仕方なし月500円を上乗せ支払いをして、彼女のアカウントを作成。
アップルだと「スクリーンタイム」で保護者が子どもの管理が出来るという優れもの。休止時間の設定やAppの使用時間の制限(一日の使用できる時間の上限)や通信や通話の制限ができるって代物で、Appによって替えられたり、あいつが頻繁に見ているサイトのアドレスを個別にブロックできたりするんです。
月々500円は高いような気もするけれども、まあ安心のために支払うというところですね。
日曜日の件で怒り心頭なもので、ipodが稼働するのは平時の19時から21時まで。Appは一日二時間までと決定。Safariも同様。昨晩も早くお風呂に入ってやることやらないとみられないとばかりに超特急で宿題、明日の準備、お風呂、布団敷きのお手伝いをやる長女。
もうね、なんだか可哀そうにもなるんですが、このくらいでちょうど良い。甘いことばっかりしていると、つけあがるお年頃ですからね。のんべんだらりだった生活がシャキンとしていいのかも知れないと思っております。
昔はね、アニメは録画なんかできなくてその時間にテレビの前に座らないとみられない。じいさんが来て「歌謡ショー見るからダメ」とか言われて悔しい思いをする、なんてことが多々あって、テレビはありがたいものでした。
娘たちに言わせると「テレビは録画。ドラえもんって何曜日の何時にやっているかなんて知らない~」とのこと。「いつでも見られるじゃん」という今の子たちには今の時代があるんでしょうが、なんとなく昔が懐かしい今日この頃。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます