昨日の娘
我が家には笑える長女(10 私に激似)がおります。彼女の残念な話二連発です。
昨日、もう残業で帰宅も遅くなりごはん炊く時間もなかったのでコンビニのおにぎりを購入しました。彼女はツナマヨが大好きなのです。
ところが、いざ食べようとすると
「お母さん! やだ。これ。私食べられないやつ買っちゃった」
「どういうこと? ツナマヨ買っただろう?」
「だって、これ貝たっぷりって書いてある。私、貝食べられない——」
「ええ! そんなはずあるかよ。貝なんてマイナーなものを入れ込んだら売れるわけないんだから。嘘でしょう? どれ見せてみ」
娘の手からおにぎりをぶん取ってまじまじと見てみると。
——具たっぷり。
「ねえ? 貝でしょう?」
「お前! 具だろ! 具! 貝じゃねーよ!」
「んん? (ハテナな顔)」
その隣では二女(7)があきれた顔で首を傾げて納豆巻きを食べているのでした。
***
我が家ではクリスマスツリーの下にサンタさんへの手紙を書いておいておきます。ところが、ここのところ忙しく、手紙の回収タイミングを逃していおりまして、いつまでも置いたままなわけです。すると
「お母さん、サンタさん手紙持って行かないよ。もしかして私たちのこと忘れちゃったんじゃないかな……」
「いや。大丈夫だよ。取りに来るって」
「今、コロナ流行ってるじゃん。もしかして日本に来られないんじゃ……プレゼントも来るかな? 日本に入れるの? サンタさん」
「どうかな~。もしかしたらアマゾンとかに頼むかもしれないね」
「え! アマゾンに依頼すんの? お金大変じゃない?」
「サンタさんは特別でしょう~」
「え~。じゃあもっと高いの頼めばよかった。アマゾンから届くかな……(心配気な表情)」
あのね。例の10歳で掛け算できないって二者面談で言われた娘ですよ。本当に残念。そして私に似ているからもっと残念。サンタクロースの一年っていう絵本を未だに信じていて、7月だか8月頃にいい子のリサーチをするというページを信じ込んでいるんです。だから、夏場はいい子にするんだけど、それ終わるとだれる。「サンタさん来ないよ」という脅しに「大丈夫だよ。もういい子リストに入ってっから」と答える我が子を見ると、本当に大人になるって寂しいなと思います。
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