白紙の妖怪
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白紙の妖怪
真っ白なページに心躍るのは、子どもの頃に初めて自由帳を買ってもらったときから変わらない。高校生になった今でも、もちろん。
夏休み前の教室は、早くもどこかみんな心ここにあらずで気持ちは既に窓の向こうの夏空の下にある。テストも終わっているから先生ものんびりと惰性のように授業を進めていた。それならもういっそ夏休みを前倒しにすればいいじゃないと思うのだけれど、学習指導要領で時間数が決まっているとかで仕方がないらしい。
窓際の席、カーテンが揺れる。
テスト後の授業は秋からの後期範囲に入る。
単元も変わるから丁度いいだろう、と机の中から新品のノートを出す。前のノートは残り数ページが残っていたので、勿体ないので真ん中からむしってルーズリーフを入れているファイルに入れておく。これはこれで、メモを取ったり手紙を書いたり出来るので無駄にはならない。
太陽光の白色が新しいノートに反射して眩しい。
左は薄く、右は分厚い。
おろしたてのノートに心が躍る。子どもの頃から変わらない。
手に持つシャーペンの黒鉛や、筆箱のペンのインクを吸ってノートは徐々に重くなっていく。私自身も知識を脳に入れて行くのなら、増えていく重みは私の知識の重みでもあるのだろうかととりとめの無いことを考えながら、自分の名前を思う。ついでに思い出したようにページを閉じて、表紙の右下に自分の名前を書いた。
[32番 山本真白]
━━色々なものを吸収して、ただ一つの自分の色になって欲しい。
私の《真白》という名前にはそんな思いが込められていると言う。だからきっと真っ白なノートに人よりも感慨が湧いてしまう。
では私が生まれたときが新品のノートと同じならば、今の私はどんな色を持ち、どれくらいの重みを持ち、そして一冊のノートのどのページ辺りにいるのだろうか。
「夏休みは何か予定ある?」
授業が終わり、前の席にいる友人の蒼佳(あおか)がこちらを振り向いて聞いた。
「ほぼ部活かな」
「夏らしいこともしたいじゃん?怪談とかホラー映画とかホラーゲームとかしたいよね」
「ホラーかぁ、悪くないね」
したいかどうかと聞かれれば、怖いことは好きじゃないのであまり触れたくは無かった。けれど、友達とキャーキャー言いながら騒ぐのは楽しかろうと思いそんな返答をする。
「そうだ、こんな話知ってる?人の真似をする妖怪の話。この地域に伝わる話らしくて、おばあちゃんから聞いたんだ。カタナシっていう妖怪なんだけど」
「カタナシ?カオナシじゃなくて?」
「カタナシ。無から生まれる妖怪は、初めて見たもの触れたものになろうとするんだって」
「鳥の刷り込みじゃん」
「中には人間になりたい妖怪もいてね?ある日遊んでいる子どもの輪に入って、気付けば子どもが一人増えている。妖怪は子どもの内の一人の真似をして、だんだんその子に似ていく。その子とほとんど瓜二つになったとき、その子と身体を取り替えて居場所を奪って交代してしまうんだって。交代した妖怪はその内に自分が妖怪であったことも忘れて人間として生きていく。親も友達も誰もその子が妖怪に変わったことなんて気付かない。交代した子は妖怪になってしまって、今度はまた妖怪と同じように別の真似する人間を探して同じことを繰り返す━━っていう話。はじめに形が無いというところから、カタナシっていう名前になったとか」
「途中はドッペルゲンガーみたいな」
「そんな感じ」
「ハリポタにもいなかったっけ?」
「ボガードだね、それにも似てるかも。海外も日本も、どこか共通する怪物っているよねー」
だんだんと真似をして、最後には居場所を奪ってしまう妖怪。親も家族も気付かないまま交代してしまう━━そんなことが出来るのだろうか?
「その妖怪はね、夏に生まれることが多いんだって。夕方の陽炎で地面付近の空気がゆらゆらと揺れて現実と幻が曖昧になるときに。丁度今日は生まれる日かもしれないね。よく晴れた日に陽炎は起こるから……」
蒼佳が声を低くして囁くようにそう言った。
「あー確かに、帰りに暑いのは嫌だなー」
「反応うっす!キャーって言って鳥肌とか立ててよ!ムードを作ろうとした私の気にもなって!」
「わざとらしく言うと逆にちょっと冷めるよね」
「ひどい!」
「妖怪なんていないよ」
「信じてなーい!」
笑いながら宥めていると担任が教室にやってきた。簡単な連絡事項を説明してHRが終わる。今日の授業は午前までだった。明日は終業式で、夏休みが始まる。
「パン買ってくるね」
クラスで蒼佳と昼ごはんを食べてから、部活へ行くことにする。購買に行こうと廊下を曲がったところで部活の男の先輩に出会った。先輩は音楽室の方に向かっているようだった。
「お疲れさまです、赤城先輩。もう部活行くんですか?」
「そう、部室で弁当食べたあとに自主練しようかと思って」
「さすが」
先輩は私の憧れている人だ。私と同じクラリネットを吹いていて、将来は音大に入ってプロになりたいのだそうだ。
「コンクール前でもあるしね」
「もう一ヶ月も無いですもんね」
「そう、だから少しでも練習するんだ。じゃあまた後でね」
先輩を見習って、今日の部活は少し早く行こう。
部活は終わり、家が逆方向の蒼佳とも別れて一人になる。
夕方は、夕日のせいで赤い下敷きを通して見たときのように世界が赤く見える。生暖かい空気さえも赤く色付いているようで、息をする度に肺まで赤く染まりそうだ。
暑い。
白い半袖シャツの袖で汗を拭う。
身体がベタついて気持ちが悪いし、この空気はどこか気味が悪い。早く家に帰ってシャワーを浴びてさっぱりして、アイスでも食べたい。
不意に視界の端にドロリと影が湧いた。
ひっ、と喉の奥で悲鳴を上げて足を止める。瞬間に脳裡によぎったのは、昼の蒼佳の話だった。
黒い犬か何かか……?違う。蹲っている人だ。高齢者の人だろうか?腰を丸めて、地面に手を付き両腕でなんとか上半身を支えている、少し苦しそうで、肩が息をする度に揺れていた。
辺りには私しかいない。駆け寄って、声を掛けた。
「大丈夫ですか?」
返事はない。
違和感。
そして昼に蒼佳から聞いた話が蘇る。
肩に触れる。振り返り、暗い瞳が私の姿を捉えた。
するとその人が急に学生だと気付く。同じ背丈くらいの女の子。グレーのチェックのスカートに白い半袖シャツ。私と同じ制服だから同じ高校の子だろう。ここは通学路だし、そういえばどこかで見たことがあるような気がする。
「だいじょうぶ」
「少し休みますか?」
肩を貸して、バス停のベンチに座らせる。
「熱中症か何かですかね?汗がすごい」
コクリとゆっくり頷いた。半袖シャツの袖で汗を拭う。
「なるほど、今日は本当に暑いですからね」
バス停の側の自販機でスポーツドリンクを二本買った。こういうときは経口補水液がいいのだろうけれど、まずは早急に水分を取った方がいいだろう。ちなみに一本は自分の分だ。
「飲めますか?」
安心させようと思い、座っている彼女に努めて笑顔でペットボトルを渡す。受け取ると、彼女は冷たさに驚いたように微かに黒い目を見開いた。
私は自分の分のスポーツドリンクを開けて飲むと、その人も開けて飲み始める。
どこか顔色が悪く、不安そうな顔をしている気がする。
「何部ですか?」
気を紛らせようと声を掛けた。この時間までいるということは、何か部活をしていたのだろうと思い聞いてみたが、返事はない。しゃべることもしんどいのかもしれない。
「私は吹奏楽部なんですよ。今はコンクールの時期で毎日練習しているところで」
相槌は無かったけれど微かに顔を上げたようだったから、私は構わず話を続けた。
「憧れてる先輩がいるんですけど、カッコいいんですよね。楽器が上手いのはもちろん、やりたいことがはっきりしていて、自分の意見を持っていて、自信に満ちていて。なりたいものがあるのなら、なれるように努力するしか無いんだよ━━って言ったのはその先輩なんですが、先輩は実際にそれを体現していて本当に格好いいんですよ」
「……なるほど」
それから落ち着くまで世間話をして、私達はそれぞれの帰路へと着いた。
家に帰り、蒼佳に先ほどのことを話した。最近は熱中症が多いね。妖怪じゃなくて良かったよ、なんて茶化していた。
「どんな子だったの?」
と聞かれたけれど、私は答えられなかった。思い出そうにも、もやが掛かったように思い出せない。女の子ということだけは覚えていたけれどそれだけだ。
あの子はどんな顔をしていたっけ?
白い。
何もない。
目の奥が痛い。
自分が始まったときに思ったのは、まずはその三つだった。
形さえも安定しない。
白く視界を焼くのが日の光だと気付いたのは、それからしばらく経ったときだった。
自分はなぜここにいる。
どうしてここに生まれた。
何をすればいい?
自らの頭を占めていたのは疑問ばかり。
自分という器を得たはずなのに、何も定まらない。
ふわふわと道路の上を風に吹かれるまま飛んでいく透明なビニール袋みたいだ。
今は車に引かれないように、自分を見失わないようにしなければいけない。そのためには圧倒的に自分というものが無さすぎた。
老人が犬を連れて歩いている。犬に吠えられた。あいつらは恐い。食いちぎられれば、それで終わる。
昼と夜の狭間。
現と幻が曖昧になるその瞬間しか、今の自分は身体が持てない。昼の間は動物のような勘が良いものにしか見付からない。
夕方の時間でさえも太陽は眩しくて、ぐったりと地面に張り付くように倒れてしまった。
「大丈夫ですか?」
誰かが自分の上に声を落とした。
答えるすべを知らない。
言葉を知らない。
口の場所も。
顔を上げると目があった。
その手が肩に触れた。そして自分に形が存在することを知る。
近くに座らされ、何か冷たいものを渡された。
何かを尋ねられても答えられなかった。
「なりたいものがあるのなら、なれるように努力するしか無いんだよ━━って言ったのは……」
なりたいもの。
なりたいモノ。
それはなんだ。
「気を付けてね」
介抱してくれたその人の後ろ姿を見ながら、自分は手を握る。
「にんげんに、ナリタイ」
自分という人格がはっきりと始まったのはあのときからであろう。
そうして自分は形を得た。
足元の水溜まりにうつる自分を見た。暗い闇がこちらを見返している。
顔、顔、人間の顔……。
人間というものを作るのは難しかった。
あの人は、確か、
「やまモトマしろ」
そんな名前だった。
そうだ、それならば。
「真似をしよう」
人間になるために。
洗面所の鏡に映る自分は、髪がボサボサで眠そうで目が開いてなくて不細工だ。顔を洗って髪をとかせばいくらかましな顔にはなるが、それでも目は開ききらず腫れぼったい。
先輩は朝でも格好よくてこんな悩みは無いんだろうな、なんてことを思いながらリビングへと行く。朝ご飯を食べ終わる頃には目も覚めるだろう、と食卓についた。
夏休みが始まって部活に行く日々が始まった。八月九日の日曜日に吹奏楽コンクールがある。それに向けてラストスパートだ。
朝に顧問が指揮台の横で人を紹介する。夏休み明けに編入する女の子。一足先に、部活に参加したいという。
「薄紙透です」
中性的な名前に似合う、中性的な顔に、低くも高くもない声だ。どこか浮世離れしている印象があった。
コンクールには出ないけれど、練習は一緒にすることになった。パートはクラリネットで私と同じだ。
「パートの練習は、廊下の方でやってるんだ」
パート練習の場所に案内していると、「あの」と呼び止められる。
「あのときはありがとうございました。飲み物も……」
そう言われて私はやっと気が付いた。先日倒れていた子じゃないか。そういえば、こんな顔をしていたっけ?
「全然気付かなかった!!もう大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
「そっか、よかった」
「透さん、真白に少し似てるね」
女の先輩が私たちを見比べて言う。
「目が少し似てるのかなー?なんとなく似てる。髪型も似てるしね」
似ていると言われることに居心地の悪さを感じた。
「結構楽器ごとにそれっぽい性格とかあるじゃないですかー」
「確かに、それもあるかもね」
慌ててそう言えば先輩も納得したようだった。
透とは基礎練まで一緒にすることになっていた。けれど、意外と上手だったため先輩は何か思い付いたように透に尋ねた。
「中学からやってたんだっけ?」
「そうです」
「上手いね。この分ならいけそうだし丁度真白のパートが少なかったから、コンクールも出れたら出る?先生に聞いてくるよ」
数日後、
「ソロのオーディションもやろうか。コンクールに出るなら、その機会は公平にあるべきだし金賞を取るためにはやっぱり上手い人にやってもらいたい」
オーディションは二年生の中から他の誰かであれば焦らないのに、透も参加するというのは胸がひどかざわついた。
どうしよう、このままソロまで取られたら私は━━。
「透さん……あれ?真白か。やっぱりなんか二人似てるんだよね。吹くときの癖とかも似てるし」
『似ている』と言われる回数が増えていく。だんだんと侵食されていくみたいだった。
「ねぇ、蒼佳。ちょっと話を聞いて欲しいんだけど」
帰り道に蒼佳に相談する。前に話を信じなかった手前相談しにくかったけれど、話せるのは蒼佳だけだった。
話せば、蒼佳はあははと笑った。
「透さんがカタナシ?そんな訳ないでしょ」
真面目に受け取ってもらえない。
「だっていい子じゃん、真白に似て」
「私に《似て》っていうのが、おかしいじゃない!!」
人に擬態して場所を取る。
「ドッペルゲンガーは世界に三人はいるって言うじゃない?それじゃないの?」
真似しないで。
私の居場所を取らないで!
違う、違う!私は私だ。あんたじゃない━━!!
蒼佳と別れると、背後から気配がした。
「ねぇ、いるの?」
「よく分かったね」
現れたのは、透だった。初めて会ったときより、私に似た透の姿。髪の長さも表情の作り方も似ていて、鏡を前にしているのに同じように動いてくれない気持ち悪さがある。
「あなたは私じゃない」
「今はそうだね。でも今後は分からない」
「カタナシ……?」
「君たちはそう呼ぶの?私は人間になりたいんだ。だから、その居場所をちょうだい?」
「嫌だ!」
「もう少しで真白になれそうだ」
やっぱり透は妖怪だ。
あなたがあなたである必要があるの?
「先輩?」
「ケンカ?」
「!?……そういうわけじゃ」
「じゃあね」
透は颯爽と帰ってしまった。その姿を見送っていると、先輩が「どうしたの?」と声を掛けてくれた。
「泣きそうな顔してる。俺でよければ相談に乗るけど」
先輩が心配そうにこちらを見ていて、泣きそうになった。
「話を聞いてもらえますか?信じてもらえなくてもいい。聞いてくれるだけでいいので……!」
妖怪だなんて信じてくれると思ってなかった。だから、私はそう前置きをしてこれまでのことを先輩に話すことにした。
「確かに透さんは真白にちょっと似てるよね」
「先輩までそう言う」
先輩にまで言われればもう自信が無くなってしまう。
「似てるけど、真白は真白だし透さんは透さんだよ」
当たり前の言葉を先輩が言ってくれて、ひどく安心した。ちゃんと足で立て直せたような安定感があった。
「そう、ですよね」
「真白は真白だから、大丈夫だよ。それより真白は今はやらなくちゃいけないことがあるでしょう?それにね、相手が本当に妖怪だったとするならば、真白もどんどん更新して真似できなくさせればいい」
「更新……?」
「真白にもなりたいものはあるでしょう?それを目指して、ついでに振り切ればいいんだ。練習は積み重ねだからね。真似することに負けないくらい積み重ねればいい。それにソロは何人でするもの?」
「一人……」
「真白が勝ち取れば、真似はもう出来ない。ならば今やるべきは?」
「クラリネットの練習ですね。ソロ、取ります!」
「その意気だ」
「話を聞いてくれて、ありがとうございました」
「元気になったなら良かった」
先輩は柔らかく笑った。
そうだ、怖がっている場合じゃないんだ。私にはやるべきことがある。前を向かないといけない。
「では先輩、ちょっと朝練に付き合ってもらってもいいですか?」
次の日、先輩に練習に付き合ってもらった。
「音にも積み重ねは反映される。小手先の上手さなんて、案外人の耳には分かるものだよ。自信を持てばいいんだ」
そうしてコンクールの直前のオーディションでソロは私に決まった。
他の人が悔しがる中、透はなぜだろうかと不思議そうな顔をしていた。
そうだ。元々透の中には勝ち負けなんてものは存在しない。ただ《人間になりたい》《山本真白になりたい》ということしか頭にないのだ。
部活が終わったあとに、私は透と話したくて一緒に帰ることにした。
透はまだ不思議そうな顔をしていた。
「何が違うんだろう?完全に真似できたと思っていたのに、満場一致で真白になった」
「私は先輩になりたいんだ。始めの出発点から私達は違ったんだよ。君は《先輩になりたい私》になりたい。違いなんてそれだけだけど、それが大きな違いになる」
私は真っ直ぐに透を見た。もう怖くはなかった。
「君は自分というものが欲しいだけなんだ。君が私になりたいと思った時点で、君は君だった。だって、私は私になりたいなんて思わない。君は《山本真白になりたい》と思った時点で、透という別のものになっていたんだよ」
振りきるまでもなく、私たちは始めから違うものだった。
「透は透だ。君の立っているところが居場所だよ」
足元を見る。
「私は人間に見える?」
「見えるよ。薄紙透という人間に見える」
「そっか……そうだったんだ」
そうして笑う姿に、私も安心した。
「ほら、私と違う笑顔だ」
そもそも人間は、誰かを真似して見習って学んで生きていくものではないか。
カタナシもそれは変わらない。
「透、人間はどうですか?」
「悪くないね」
新学期。朝のHRで先生が一人の女の子を連れてきた。私や吹奏楽部員にはもうお馴染みの女の子。
「薄紙透です。よろしくお願いします」
私に似た顔をして、先輩みたいに髪は短く、蒼佳のように可愛らしい雰囲気の透が教卓の横でお辞儀をした。今ではもう私と瓜二つなんて言われない。誰も私と間違えることはない。
これからも誰かの真似しながら、透は自分を作っていくのだろう。
隣の席に座った彼女は私に小声で囁いた。
「しばらく人間として生きようと思う。同じクラスで良かった」
今日も妖怪の透は、人間として生きている。
白紙の妖怪 2121 @kanata2121
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