ごじかんめ かがく
「ゾンビと言えども、大きなケガをゾビたら死んでしまうゾビ。なので、だいたいどれぐらいまでなら大丈夫かは覚える必要があるゾビ」
お昼休みが開けた五時間目は化学。
お昼ご飯の後なので眠たくなるけれど、この授業はゾンビの体の事を教えてくれる授業なので絶対に聞き逃す事は出来ない。
今日は耐久性についての内容。確かこの間は無呼吸でどれだけ水中に入っていられるかだった筈で、水を張ったタライに何分顔を入れていられるかのチャレンジが行われていた。
今日は何をするんだろう。
「さあ、誰か先生をこのバットで殴るゾビ!」
「僕ゾビまーす!」
「私もゾビー!」
「俺もするゾビよー!」
………めちゃくちゃ物騒ね。
というか、バットで殴られたぐらいじゃ怪我した内に入らないのかしら?
だとしたら私もそれぐらいには鍛えたほうがいいの? でも、私って筋肉付かない体質だし、特にお腹を殴られたら一発でお終いよね…
そんな事態が起きないよう祈るしかないわ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます