木の枝の伝説(15)



 夕食後、姉ちゃんの水汲みを今回も手伝う。「あたしのばつなのに、アインってほんとうにばかよね」と言った姉ちゃんの口は悪いが、微笑みは優しかった。うん。

 父ちゃんにも正直に言ったけど、基本的に姉ちゃんのことは大好きだからな。暴言多いけど! 暴言多いけどなっ!


 水汲みの後は木の枝ゼロゼロナインでの連続技の素振りでベッド・イン! ムフフ……おやすみなさい……。






 朝起きたらやっぱり木の枝ゼロゼロナインで素振り。熟練度を上げときたいからカッターで。


 朝食はなんか穏やかなもんだ。姉ちゃんがおれにスープのおかわりをついでくれたな。口は悪いけど、最近やさしいよな。口は悪いけどな!

 そんな姉ちゃんを見て母ちゃんも嬉しそうだったし、まあいっか。水汲みは手伝い続けようかな。






 じじいん家で計算済ませて、「とうもろこしのすーぷはじかんがかかるの」と最近覚えた料理の豆知識を言いながらシャーリーが出してくれたお茶を飲み、バイバイ。


 なぜかおれがじじいん家を出るタイミングを完璧に把握しているズッカのストーカー行為にイラっとして小川へ蹴り落とし、「いつもわるいね」「ティロのせいじゃないってば」とおれとティロはにこやかに言葉を交わす。


 不思議なもんでさ、ズッカが振り回す木の枝は明らかに暴力なんだけどな、まったく腹が立たねぇーのな? かすりもしないからだろうな。






 ティロと別れて、いつも通りに森へ入る。


 農業神系特殊魔法初級スキル・ハダッドヌールに反応して光ったのはぶどうみたいなフルーツ。


「フライセだ。こんなとこでも採れるのかぁ」


 じじいん家で見たことがあったから、探せば魔法なしでも気づいたはずなのにな。よっぽど戦闘に集中してたんだろうな、と。


 そんなことを思いながらもおれは気づかぬうちに満面の笑みを浮かべていた。


 ……だってフルーツだぞ? 家じゃほとんど食べる機会なんかねぇしな?


 しかも、見た感じ、大量に収穫可能……。


 どんどんフライセを収穫しながら、ふと、思う。


 ……ハダッドヌールに反応したってことは、高級薬草関係の次に価値ある素材がフライセ? あれ? なんで?


 フライセの価値、フライセの価値……。


 手ではどんどんフライセを収穫しながら、ぼんやり考える。


 そして、ひらめく。


 ……ワインの材料だったな、そういや。


 その結果として、気づく。


 ……7歳のおれには関係なさそーだな。


 気づいた時には、ストレージのフライセは3ケタオーバーだった。


 ま、フツーに食えばいっかな。


 フライセに気づいてからよく周囲を確認してみると、ちらほらとりんごのような果物、ディンゴも見つかった。近くに洋梨みたいなペルーアも発見。


 もちろん、ディンゴも、ペルーアも、どんどん収穫してストレージに貯めていく。


 ……そういや、やっぱり薬草関係はリポップしてねぇよな? 少なくとも4日よりは長いんじゃねぇかと思うけどな。


 なんだか狩りが果物狩りみたいになってしまったが、心はとっても満たされた。


 フライセとディンゴとペルーアをひとつずつ食べてから、フォレボとバンビを2頭ずつ、合計4頭、カッターで3頭、スラッシュで1頭狩って、最後にフォルテボア・シッダールタ・ガンジンのとこで『ネンブツ』を唱えて、村へと帰る。

 もちろん、今日も木の枝ゼロゼロナインは折れた。折れたってば折れた。いつも通り折れたな!


 ただ、本日はフルーツでハッピーなり。






 夕食後、もちろん姉ちゃんの水汲みを手伝う。「アインってほんとうにばかよね……でもそこもかわいいとおもうわ」と言った姉ちゃんがおれの頭をなでた。

 口は悪いが、おれの頭をなでる手は優しかった。口は悪いけどな!


 水汲みの後は木の枝ダブルオーテンでの連続技の素振りにカッターだけの素振りも加えてベッド・イン! ムフフ……もうSP0の強制スタンにはなりそうにない。おやすみなさい……。






 朝起きたらやっぱり木の枝ダブルオーテンで素振り。熟練度を上げたいカッターで。


 朝食はなんか姉ちゃんが優しいからめっちゃ平和。これが父ちゃんの狙いだったというのなら父ちゃんはコーメー並みの策士に違いない。






 じじいん家で計算済ませて、「まめのかわむきはとくいになったの」と得意技を教えてくれながらシャーリーが出してくれたお茶を飲み、バイバイ。


 今日もまた、じじいん家のすぐ外で仁王立ちしてるズッカのストーカー行為にイラっとして小川へ蹴り落とし、「こんどぼくもちょうせんしていい?」「へっ?」「どれだけふりまわしてもあたりそうにないもん。いいくんれんになりそうだから」とティロの予想外の一言におれは変な声を出してしまった。


 え? ズッカは訓練のつもりだったのか? 悪ふざけじゃないの?


 そんな疑問を思い浮かべながら村を出る。






 いつも通りに森へ入り、農業神系特殊魔法初級スキル・ハダッドヌールを発動。


 光ったのは昨日と同じ、ぶどうみたいなフルーツ、フライセだ。


「取りこぼしか……そうは言っても森ん中のフライセを採り尽すのは無理があるよな」


 これ以上、素材を魔法で手に入れるのは簡単ではなさそうだな、と。


 それでも見つけたフライセは50房くらいゲット。


 ……畑仕事から逃げてきたはずの自分が、結局は畑仕事と変わらないことをしているような複雑な気持ちがするな。


 そんな自分の気持ちに気づきながら、今日もフォレボを2頭、バンビを2頭、合計4頭のモンスターを狩る。

 熟練度を早めに上げたいカッターで3頭、急いではないけどやっぱり熟練度は上げたいスラッシュで1頭。当面、このペースで狩れば安全なのは間違いない。

 もちろん、本日も木の枝ダブルオーテンは折れましたが何か問題でも?

 もはや木の枝ダブルオーテンが折れることには残念な気持ちなど湧かない。どっちかというと折れるのが常識だな! もうそっちが常識!


 おれが狩場にしてる森の外縁部の17か所で、唯一生き残っているのがフォルテボア・シッダールタ・ガンジンだ。

 明日はまた4頭リポップするから狩りはできるけどな! いつの間にかモンスター過疎になってたな! ま、おれの力量をもってすれば、ざっとこんなもんだな!


 フォルテボア・シッダールタ・ガンジンを相手に『ネンブツ』を唱えて、1日の作業は終了。


 のんびりした気持ちで村へと帰る。


 余裕があるっていいよな!


 夕食、姉ちゃんの水汲みの手伝い、木の枝ダブルオーイレブンで連続技の素振り、そしてベッド・イン! ムフフ……。


 家族は優しく、友人関係もイイ感じで、狩りも順調。


 今んとこ、言うとこなし!


 おやすみなさいっっ!






 のんびり眠るおれは、17か所17頭のモンスターが17か所1頭まで減ったことで、どのような確率の変化が起きるのか、何も考えてなかったし、もちろん夢にも思わなかったのだった。






 いつもの朝。木の枝ダブルオーイレブンでカッターの素振りと朝食。穏やかな家族のだんらん。


 そして、じじいん家での計算。よ~し、今日も高速でぇ~……。


 その計算を始めようとした瞬間、バタバタと大きな音をさせて、猟師さんがじじいん家に飛び込んできた。


「村長っ! 大熊だっっ! ヤツが出た!」

「なんじゃとっ!」


 じじいががばあっと立ち上がった。


 じじいって、こんなに元気よく動けるんだな、知らなかったよ。


 それにしても大熊……フォルテベアス、通称『クソアス』か?


 出たっていうのは、まさか……。


「カインには?」

「ミックが知らせに行った」


 ん? カイン? ここで父ちゃんがなんで関係あるかな?


「どういう状況じゃ? バルド?」

「それが……かなりまずいことになってる」

「何っ?」

「ミックが森の、かなり浅いところで見かけて警戒するように知らせてくれたんだが……」

「かなり浅いところじゃと? むぅ、20年ぶりぐらいのことになるのう」

「いや、その後、ビビったザックの奴が我慢できずに射掛けちまって……」

「馬鹿なことを……じゃが、そうなると、まさか?」

「森を出てくる可能性が高いと思う」


 バルドという猟師さんの声は、最後は消えそうに小さくなっていた。


 ……クソアスが森の浅いとこに下りてきて、それをザックって猟師さんがタゲ取りして村の方向にトレインしちまったってことかな?


「なぜじゃ? なぜ大熊が森からでると思うのじゃ?」

「……大熊が途中で気にかけるような猪や鹿をほとんど見かけなかった。あれじゃ、ほとんどまっすぐ草原に出てくる。ザックがあせっちまったから、奴は村までくるかもしれん」


 ……ぐひっっ! そ、それは、おれの責任もあるってことになるのか?

 え、フォレボとバンビがいないからって、それが原因ってことではないよな?

 もともとクソアスはたまに浅いとこを荒らすモンスターじゃん?


「とにかくわしとカインが行く。猟師のみなには弓矢で後ろから狙ってもらうしかなかろう」

「すまねぇ、村長」

「どっちじゃ?」

「西から出て、森へ」

「そうか。門で待っててもらおうかのう。案内がほしい」

「わかった」


 ……って、えええええっっっ? じじいって、戦えんの?

 いや、うちの父ちゃんはなんか辺境伯の魔物討伐に駆り出されたって話は聞いたけど? じじいがやれんの? マジで?


 しかも話の感じだと前衛? 嘘だろ?


 バルトという猟師さんは入ってきた時と同じように大慌てで飛び出していく。


 じじいは計算を始めようとして手を止めたままのおれを見た。


「アイン、今日は仕事はなしじゃ。家へ帰りなさい」


 ……マジか。


 じじいがこんなに真剣な顔ができるなんて! 村長みたいに見えるんだけど? いや、村長なんだけどな! 村長なんだけども!


 帰りなさい、の「なさい」ってとこ、命令形のとこになんか威厳が……じじいじゃなくて、村長って感じの威厳が……。


 思わず立ち上がって、じじいん家から出てしまったじゃねぇーか……。


 でも、そのまま帰ろうとしたら、待ち伏せしてたズッカが近づいてきた。


「おい、アイン、しょうぶだ!」


 もちろん、ズッカの後ろにティロもいる。相変わらずティロは申し訳なさそうな顔をしてる。


「きょうはズッカとふざけてるばあいじゃないみたい」

「ふざけてねぇ! しんけんしょうぶだっ! にげんのかよっ!」


 ……いらっ。この、バカガキ。話が相変わらず通じねぇな。


 おれはたたたっとズッカの前に飛び込み、デコピンをでこじゃなく、鼻先にバチンとぶち当てた。


「いてっ……」


 そのままズッカの左目の目じりぎりぎりにもう一発デコピン。でこじゃないけどな。


「いでっっ……」


 さらにズッカの左耳を掴んで引っ張る。


「いっでぇっっっ……」


 耳を引っ張られて体勢が崩れたズッカの左足の膝の裏にすこんとかかとを刈り入れ、耳から手を放す。


 どさっ。


「いった……」


 仰向けに倒れたズッカを放置して、おれはティロを振り返る。


「ティロ、わるいけど、きょうはズッカをもうつれてかえって」

「えっ、あ、うん」

「……おれはまだまけてないっ」

「うるさい……」


 おれは倒れたままのズッカのおティムティムを踏みつける。まだ踏み潰さないけどな。先制攻撃をしようと思えばいくらでもできるからな! おれは憲法に縛られてるわけじゃないからな!


「ふひゅっ」とズッカが変な声を出す。


「ふみつぶすよ?」


「ひいっ!」と悲鳴を上げたのはティロの方。なんでだ? ティロのは無事だよな?


 そんなやりとりをしていると、じじい……ではなく、いつもと違って威厳ある村長が、両手斧をかついで家から出てきた。鉄の両手斧、武器補正60か……。


「……アイン。家に帰るように言ったはずじゃ」


 ……やっぱりいつもとちがって威厳があるな!


「ズッカとティロもいたのか? 今日はみな家に帰りなさい。今すぐ、じゃ」


 威厳ある村長の威圧感にティロが二、三歩下がって、そのままこの場を離れていく。ズッカもおれの足の下からずりずりと抜け出し、慌てて立ち上がって駆け出した。


 おれは威厳ある村長さんに向き直り、まっすぐに目を見る。


 確かにじじいとは思えない威厳が今のじじい、つまり村長さんには尊重されるくらいあるな。

 でもそこからの威圧感は、フォルテボア・なんてら・かんてらからおれが受け続けたプレッシャーを超えるほどのものでもないからな!


「そんちょうさん、だいじょうぶなの?」

「アイン……」

「ぼくもいく」

「ならん。家へ帰りなさい」


 村長さんはそう言い捨てて、西門へと斧をかついで歩いていく。


 ……言い返せず、そのまま見送る。でも、家へと足が動くでもなく。


 村長さんの背中をただ目で追った。


 遠くなっていく背中。


 西門で合流した父ちゃんがちらりとおれの方を見て、そのまま村長さんと一緒に出て行く。


 木の盾と銅のつるぎを持った父ちゃんは初めて見た。


 門を出て、森へと進んでいく背中たち。


 ……本当に、このままほっといていいのか? いいんだな? いいよな?って、いいわけねぇよな、おれに原因あるかもしんねぇのに?

 村長さんも、父ちゃんも、ビビッてるわけじゃないけど、勝てるって感じでもなかったよな?

 おれだって、レベ5でクソアスはまだ早いって熟練度上げの途中だったしな……。


 あれ?


 村の猟師さんたちって、確かツノうさばっか狩ってんだよな? だとしたら高くてもレベ5ぐらいだよな?


 村長さんは商業神系でどんな物理攻撃スキルがあるのかは知らないけど、戦ってるなんて聞いたこともないな? 両手斧の武器補正は木の枝なんか比べもんになんねぇけど、その代わりすばやさマイナスだったよな?


 父ちゃんは領主さんの魔物討伐に参加したけど、ほとんど何もできてないって言ってたしな?


 パーティープレーとはいえ、クソアスにほんとに勝てるんかな?


 ……かなり厳しいんじゃね?


 ごくり……。


 自分で自分の唾を飲みこむ音が、不思議と大きく聞こえる。


 どくん、どくん……。


 心臓の音も聞こえてくる。


 それと同時に、背中に冷たい汗が流れる。


 ……父ちゃんや村長さんが……死ぬかも?


 おれは、家ではなく、西門へ向けて足を出す。


 追いかけないとっ!


 走り出そうとして、手を掴まれる。よく知ってる、いつもの手に。


「どこいくのアイン。かえるわよ」

「ねえちゃん……」

「みなうちにはいって、とをしめろってれんらくがまわったわ。はやくして」


 姉ちゃんに引っ張られて、方向転換。家へと向かう。


 今のステ値なら、フツーに姉ちゃんを振り切ることだってできるけどな。できるけども!


 ……姉ちゃんの手の温もりは振り切れねぇよな。


 姉ちゃんに引っ張られて、家に入る。


「おかあさん、アインみつけたわ」

「よかった……イエナ、戸をしめて」


 母ちゃんがおれをそっと抱きしめる。ここにおれがきちんと存在してることを確認するかのように。


 姉ちゃんがずりっ、ずりっと入口の引き戸を閉めていく。いつもは閉めない戸が少しずつ光を遮っていく。


「かあちゃん、ぼく……」

「アインは部屋で大人しくしてなさい。イエナ、夕食の準備を始めるわよ」


 メシなんか作ってる場合じゃねぇと思うけどな? 思うんだけど!


 おれの不満そうな顔を見つけたのか、母ちゃんが微笑む。


「外のことはお父さんたちの仕事。中のことは母さんたちの仕事よ。みんなが自分のするべきことをやるの。いい、アイン? あなたは部屋で大人しくしててね?」

「そうそう。アインはりょうりはできないんだし?」


 姉ちゃんが右手を腰にあてて、威張りんぼのポーズで部屋を左手で指差す。「はやくおくにいって。アインってほんとうにバカよね」


 いつも通りのようで、いつもと違う母ちゃんと姉ちゃんの姿に、姉ちゃんたちも不安を感じているのだとわかる。


 おれは素直に、そのまま部屋へと入った。でも、そのまま素直に部屋で大人しくする気はなかった。


 部屋に入るとすぐ、2段ベッドの2階、姉ちゃんの寝床へとはしごを上がる。


 え? この緊急事態に姉ちゃんのベッドではあはあ興奮するんじゃねぇよこの変態、だと?


 何勘違いしてんだばっかじゃねぇーか?

 いいか、おれはな、「ベッド・イン!」って言葉だけでムフフと興奮してしまう、気高く尊き「ディー」の名を持つ男の中の男!

 それがおまえ「姉ちゃんのベッドでベッド・イン!」なんてムフフどころか鼻血ブーっすら通り越すに決まってんだろうが!

 そんなんどこまでイっちまうか予測不能の想定外だな! そうだろ? そうだよな?


 別に変態行為のためじゃねぇーよ、必要だから姉ちゃんのベッドに行くんだからな! 勘違いすんなよ!


 おれは姉ちゃんのベッドの上に立ち、明かり取りの天窓をかたかたと動かして押し上げる。大した隙間はできないけど、それでも7歳のこの身体には十分なスペースがある。ごそごそと天窓の隙間から屋根へ這い出ていく。


 そのまま屋根の端へと這い出て、下をのぞく。


 けっこー高いな。でも、なんとかなりそうな気がする。


 身体の前後を入れ替えて、足から屋根の下へとおろしてぶらさがっていく。足を少しぶらぶらさせていると、壁の隙間に爪先が引っ掛かる。隙間風が夏は涼しく冬は地獄の寒さになる壁の隙間だ。今は下へとおりるための最高の足場だけどな!


 最後に手が滑って落ちたけど、おしりを打ったくらいで特に怪我はない。


 そのまま、たたたっ、たたたっと走り出す。


 村には誰の姿も見えない。みんな指示通りに家の中にいるんだろうなと思う。


 おれは西門を出て、森へと走った。


 何を為すべきかはわからないけど、何かを為すために……。





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