「機械仕掛けと護衛の王」作者 白瀬曜 様
最後31作目は、白瀬曜 様の「機械仕掛けと護衛の王」についてです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887679192
天才であり、すでに従者の頂点に立つ幼馴染の存在に葛藤する少年の物語。
敗者と勝者の位置づけ、学園での模擬戦。
少年と友人たちの学園生活が楽しく書かれる反面、上を目指す少年との温度差など、葛藤面に重さが置かれた物語だったと思います。
従器と呼ばれる武器や、それを使って戦う従者など独自の世界観も面白かったです。
さて、下記ネタバレ感想になります。
☆
天才従者であり、従者の頂点に立ってしまった幼馴染ノーラを必死に追いかけて、強さを求める少年シモン。
同年代ではトップなのに、それが足りないと感じてしまう。
わかるのですが、強くなりたいと思ってる他の生徒からしたら、頭にきますよね。
それがうまく書かれてたなあと思います。
シモンに負けてヒースはあっさりしてて気持ちいくらいで、前向きだなあと思いました。
シモンと対戦したチャイがしばらく呆然とする気持ちはものすごくわかりました。立ち直りが早くて素直な子だなともびっくりしましたが。
ノヴァの気持ちが一番同調しやすかったです。。
今回ヒースも巻き込んで心に傷が残ったのではないかと心配です。
そういう同級生に対しても案外シモンは冷たいなあと。
でもそれがノーラの隣に今後立つべく強くなる条件なのかとも思いました。
学園ものが書けないので、読みながら学園生活いいなあと思ったり、戦闘シーンではそれぞれの動き、間合い、武器の形状を楽しませてもらいました。
ノーラの什器はちょっと卑怯ですね。それは強いです。
シモンがもっと強くなってノーラに勝てることを祈ってます。
また同級生たちも。
この度は企画にご参加くださりありがとうございました。
この感想にて最後になります。
ありがとうございました。
次は終わりのあとがきです。
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