「あの日、君は死んだ。最後は笑っていた。」作者 dooku 様

次の感想は、dooku様の「あの日、君は死んだ。最後は笑っていた。」です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917563278


まずは大まかな感想。

主人公が思い出すという形で進む物語。

とても読みやすくて、その分切なさが伝わってきました。

色々書きたいので、下記ネタバレ感想です。






タイトルにあるように、誰かが笑いながら死ぬのだろうなと思って読み始めました。タグでバットエンドを見たので、これは確実に亡くなるのかという切ない気持ちでした。


主人公の弱い部分、理解できます。

そして自殺を止めれなかったのも。

恐らく私も現場にいたら同じことをしていたかもしれません。

大の大人なのですが。


笑いながら、やっと解放されると思って飛び降りた彼女。

それを知って主人公は何を考えたのか。

思い出すという形なのですが、屋上に行けないことから、きっともう思い出したくないことなんだろうなあと思います。


人の苦しみを理解するのは難しい。

時には「死」が救いになることもある。


この作品を読んで、色々考えさせられました。

願わくば、彼女のように「死」に救いを求める人がもう出ませんように、少しでも明るい世界になるように、そう思うばかりです。


この度は企画にご参加いただきありがとうございました。


次の感想は、樹 亜希 (いつき あき)様の「害虫駆除をひそやかに」です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917584649


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