第4話プロフィール作りは続く
求める出会い。
ここはとても大事な項目だ。すぐ会いたい、メールエッ〇、エ〇トーク、既〇者OK、ア〇ノー〇ル。ネットのアドバイスによるとや〇目的と言われるすぐにや〇る人を探している人は出会えないとのこと。そりゃそうだ。こういうことは段階を踏んで進めないと。いや、でもお金があれば何とかなりそうだし、逆に正直で清々しいとも思われないのかな。こういうサイトに登録している時点で大半の人は出会いが目的な訳であり。割と健全ぽい今からあそぼとすぐ会いたいの違いが分からない。合コンやろう、真剣な恋人探し、お食事・飲み、趣味が合う、ゲーム友達…。若葉マークのはじめましてまである。ネットではすぐに会おうとしない、ガツガツしないのがいいとのことだけれど…。僕(私)はここである違和感を持った。そう言えばテレビやリアルもそうだけれど、カップルや既婚者の馴れ初めを聞いても出会い系で出会いましたと言うセリフは聞いたことがない。そんなことは当たり前で僕(私)にも理由は分かる。出会い系サイトは何か後ろめたい。SNSで出会って結婚しましたと言う話は聞いたことがある。そもそも出会い系サイトで出会って付き合った男女は怖くないのだろうか?僕(私)が出会い系サイトで出会った異性と上手くいっても怖いと思う。自分と付き合っている間も見てないところでサイトを使っているんじゃないかと絶対に思い続ける。それに合わせて既〇者OKの項目がある時点で絶対に誰かしらが不幸になると言ってもいいんじゃないか?日本は一夫多妻制が認められているわけではないし、それに、「ええ?あの人が?」と言う不倫のニュースも珍しくない。でも既〇者OKの項目がある時点で正直に既〇者と宣言して登録している人もいるということであり。それはそれでやってることはゲスだけど、正直なので卑怯ではなくゲスの一言で済ませることも出来ない。うーん。ここもネットのアドバイスに従いガツガツしてないのをアピールした方がいいのかな?若葉マークのはじめましてと趣味が合うの二つを選択する。
活動エリア。
僕(私)は東京に住んでいることになっている。東京じゃないけれど東京は近いのでまあ詳しい。新宿、池袋、上野近辺と入力。
ヒマな時間帯。
なるほど。出会い系サイトではこういう項目は大事だと思う。学生もいると思うけれど社会人がメインだろう。ならばお互いこの時間は避けて欲しいと言う希望もあると思う。リアルなサラリーマンの通勤ラッシュ、満員電車で大変な時にメッセージを送られても。まあ、返信出来ないこともないけれど想像すると少し笑えるし大変だ。一億円の商談をしている時にメッセージが来てもまともな社会人なら目の前の一億円だろうし。夜勤中の看護婦さんが深夜に、今夜勤中で時間が空いて少し暇だと書けばリアルだ。この項目はラインの既読に似ていると思う。既読スルーやなかなか既読にならないと言い訳をしなければいけない時がある。そういうトラブルを避けるための前以てのルールみたいなものだろう。項目も週末の夜、平日の昼間、平日の夜、平日の深夜など細かい。また、いつでも時間があるや不規則で決まっていないなど。ネットのアドバイスだとやり方により、昼間か夜、深夜と決めれば会いやすいし、不規則で決まっていないだと返事が遅くなっても理解してくれるらしい。僕(私)も働きながらの活動になるけどここは不規則で決まっていないを選ぶ。
結婚歴・彼女有無。
ネットのアドバイスには既〇者だろうが出会いの幅を広げたいなら未婚とした方がいいとのこと。また、彼女いますと馬鹿正直に書くのは論外とのこと。不倫前提で出会いたいなら既〇者と正直に書くのもOKとのこと。なるほど。やっぱりゲスイ。でも一概に嘘をつく男性が悪とも言えない。男性はお金を払っている。実際に出会えるかどうか分からない時点でお金を払っている。そりゃあこの手のサイトのプロみたいな人がいるのかもしれないし、そういう人はお試しポイントでサクッと出会っちゃうのかもしれない。どうしよう。未婚、バツなし、彼女なしを選択。
車・バイク所有。
こんなの車を持っている男の方が有利だと思ったけれど、ネットのアドバイスでは特に気にしないでいいそうだ。都内なら移動手段もたくさんあるし、お酒を飲むなら運転出来ないからなのだろう。地方で車なしは逆にダメらしい。地方で車がないならバイクありにしておけばごまかしようはいくらでもあるとのこと。なるほど。でもこれはよく考えると車を持っているほど経済力はあるよというアピールに都内だとなる。地方は一家に一台と言うより、一人一台のイメージがある。若者の車離れもあるし、移動は常にタクシーと言う人なら経済力ありそう。バイクありを選択する。まだまだプロフィール作りは続く。
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