サーブに乗りたくて函館空港まで行って丘珠から帰ってきたおじさん
僕は乗り物が大好きだ。
飛行機が好きだ。
バスが好きだ。
電車が好きだ。
路面電車は、遅いからバスで代替できるからそこまで好きじゃないな。
自家用車は、それほど運転したくないな。
それなので、今年で定期運用を終えるサーブに乗りたいと思うのは不思議ではないと思う。
それなので、暇なのとJALの株主優待券の使い道がなかったので、丘珠からサーブに乗ることにした。
今回乗ろうとしているサーブ 340はスウェーデン製のターボプロップ機(プロペラ機)である。かつてJACで鹿児島県の離島路線で使われていたが、すべて退役している。現在ではHACのみで運用されている。
詳細な説明はウィキペディアでも見てくれ。
そのため、脱北したかったので、まずは三沢に行こうとした。
その日は後継機種のATR42でしか運営されていなかった。
次に釧路に行こうとした。同様にATR42だった。
最後に函館空港だ。
サーブを示すSF3の文字がJALの予約サイトには記載されていた。
株優だし、いつだって予約が取れるだろうと思ったのと、始発の丘珠発は寝坊したら嫌なので、まずは様子を見ることとした。
後ほど気づいたが利尻という選択肢があったのだが、なぜ僕は利尻に行かなかったのだろうか。今となっては謎である。
乗る予定の日、朝5時に起きれた。
しかし、その前日人類史上最後の滝川新十津川ダッシュといった奇行に励んでいた僕は死ぬほど疲れていた。
それなので、行きは函館まで列車で、帰りは飛行機で帰ることとした。
なお高速バスはいつも予約が取れないので無視することとした。
列車での行き方はいくらでもある。
王道の札幌から特急に乗る。
長万部まで一日散歩きっぷを使い、特急に乗る。
全部普通列車で行く。
正直函館観光はどうでもよかったので、全部普通列車で行ってもよかったのだが、Wi-Fi付きキハ261系5000番台が走っていたので、それに乗って向かうこととした。
その車内の中でゲームやら作業やらをやれると思ったからである。
もともと、長万部まで山線で行ってWi-Fi付き列車に乗るつもりだったので、早く駅についていた。
後札幌から乗ると高くなるし、新札幌から乗っても新函館北斗で降りて特急料金をけちる羽目になるのであれば、南千歳から函館まで特急に乗ればいいし、それ以前に南千歳までエアポートを12分に1本走らせているのだから、それに乗っていけばけちれる。
逆に新函館北斗まではこだてライナーが頻繁に走っているので逆方向もけちることができる。
これは豆情報だ。
どうせやることもないので、一番人気がなくて、後作業をしやすいフィールドとして有名な440円を課金して向かうこととした。
国際線ターミナルの人がゼロなのは一見する価値があると思うぞ。
千歳空港で動画を作った後、南千歳まで戻り、Wi-Fi付き特急に乗る。
作業用のカウンターは満車だったので自由席シートに乗ることにする。
後カウンターは座り心地がくそ悪いのもあるが結果としてたぶん作業ははかどらなかったと思う。
特急列車でずっとウマ娘の元ネタとなった馬の馬の産地を調べ続けてまとめを作っていた。
いったい何がしたかったのだろうか。
後残り12キャラ分残ってるし。
函館駅についた。
相変わらず新幹線からの乗客のせいなのか、ドライブで来たやつが多いのか知らないが混雑していた。
とりあえずハンバーガーを食いに行こうとしたが、連休の中日は相変わらずハンバーガー屋は混んでいる。ちなみに最終日はガラガラである。
観光をしたいわけではなくサーブに乗りたいのだから別にハンバーガーに興味がないし、焼き鳥弁当にするかシスコライスの店がガラガラだったのでシスコライスがいいかと思ったが炭水化物を食べたい気分ではなかったので、焼き肉と思ったが函館まで来て焼き羊というのもなんかないなと思ったのでそばの海鮮丼屋にしようとしたが混んでいたので止めた。
結局時間がなくて駅前の中華料理店であんかけそばというがっつり炭水化物を食していた。
湯の川温泉のビジネスホテルが一番安かったのでそこに宿泊した。
冬場は実質2000円で泊まれたりするのに今回は5000円ぐらいだった。
まあ普通だろう。
それでも高級海鮮丼よりビジネスホテルの値段のほうが安い街っておかしいと思う。
温泉に入り体を温め、家のくそみたいな布団ではなくビジネスホテルのベットで寝ることによりしっかりと体を休めることができた。
次の日やることがないし、太ってきたので函館駅まで歩くこととし、函館競馬場でネタ動画をとった後最終の飛行機で帰ることとした。
始発で速攻で丘珠に行ってもよかったが、函館で動画をとるほうが動画のネタになるような気がしたのと、帰っても動画をとる時間がないのであきらめて函館で動画をとることとした。
函館競馬場まで歩き写真を撮り、五稜郭まで歩いて行ってソフトクリームを食した。
いさりび鉄道で木古内まで行こうとしたが、ダイヤが合わなかったのでまた歩いて函館競馬場まで戻った。
昼は五稜郭電停のそばのくそやすいどんぶり屋にしようとしたが、動画のため函館駅まで行って朝市で海鮮丼にすることとした。
相変わらず海鮮丼は高級品だった。
そのあと、やる気もしないのと健康のため、函館空港まで歩くこととした。
最終便のフライトは18時50分のため、14時から歩いても余裕で間に合うので、また作業しやすい五稜郭電停のスターバックスまで歩いて行って時間をつぶしてからバスに乗ろうとした。
バスに乗ろうと思ったが、トイレに行く関係で、スターバックスの席を外したのと、混雑してきたので歩いて出発することとした。
途中で飽きてきたのでバスに乗ろうとしたが、1回目はバスに乗っても時間が余りそうだったこと、2回目はバスのルートを外れて乗り逃したこともあり結局函館空港まで歩いていくこととなった。
函館空港についた。
まずはサーブの着陸が見れないかと思い展望デッキに行った。
カップルが1対いた以外は何もいなかった。
時刻を調べると着陸の時間には程遠そうだったのであきらめることとした。
札幌に帰っても何も飯を食えないと思ったので、空港で海鮮丼を食べた。
海鮮丼の価格は超良心的でかつ今までの人生で最もうまかった。
ずっと近所のマックスバリュの海鮮丼のほうがコスパがよくてうまいと思っていたので、感動した。
ただし、カップルや女の人には配膳しておっさんにはとりに来させていたという事実だけを書くこととする。
海鮮丼を食っていると、乗る予定のサーブが丘珠からやってきた。
その日は遅れていた新千歳からのANA便が来ると思っていたので、心構えがなっていなかった。
着陸シーンをとっているときには家族連れが展望デッキ側の通路を通っており、思いっきり家族連れも撮影してしまった。
着陸したので、さっさと折り返し便が出てしまうと思い、海鮮丼を味わって食っていたのをかきこみ、保安検査場へと向かった。
保安検査場を過ぎた後、東京からの飛行機が着陸したが、その着陸をとっていたらNHKの音声がだだ聞こえだった。
暇すぎてしょうがないのでソフトクリームを買って食おうとした瞬間、搭乗案内のアナウンスが流れる。
人生で最も速くソフトクリームを食う羽目となった。
なお食ったソフトクリームは白い恋人ソフトクリームなので甘かった。
搭乗口まではボーディングブリッジで行くわけがないと思っていて、バスで行かされるのかと思っていたが、屋根のないところを歩いて行かされた。
サーブを見るだけではなくANAのボンバルディアDHC8Q400 も観ることができたので満足だった。
サーブに乗るまでいろいろ撮影していたのと、ソフトクリーム早食いのせいで最後のほうに搭乗することとなった。
搭乗時にはプロペラの横を通り乗ることとなる。
当然ながら触れない。
出発の10分ぐらい前に搭乗は完了していた。
約30人の座席にはほとんど座っていた。
僕の両隣だけが開いていた。
記載忘れていたが、出発の4時間ぐらい前に座席していたので、そこしか開いていなかった。
一番後ろの座席は、
CAは1人だった。
プロペラの回転が始動する際になぜか電源が落ちる仕様となっているらしく、電源は何度も落ちて出発できるのかと思ったら、書類が届かないというわけのわからない理由で出発が遅れていた。
すでに携帯電話の電源を落としており、何もすることができない状態であった僕はその時間が長く感じた。
そのうち準備ができたのか出発した。
滑走路へむかうサーブは今まで乗った飛行機の中では最も速く滑走路へ到達するような気がした。離陸は特に印象はなかったので割愛する。
プロペラ機でかつ40分という時間のせいか、誰一人たち歩いたり、トイレに行ったりする光景が見られなかった。
水を飲みすぎるので一番せわしなく動く自分も今回は何も飲んでいなかったので、飛行機では立ち歩かなかった。
飛行機の中では無線技士の本を読んでいるか、1列がけの前の客の窓を見ていた。
一番最後尾のシートの真ん中に座っており、隣に人はいなかったが、貨物室のところであり、窓の外が見られなかったためである。
後、パソコンで作業をしようと思ってもテーブルが扱いにくいことと、離着陸時には使用不可なのでそんなに作業をすることができない。
ほかにもCAからもらった飴と手書きの手紙を読んで、後は機内誌を読んで過ごした。
丘珠への着陸態勢へ入る。
人生で新千歳よりも北側に飛行機で行ったことはなかったので新鮮だった。
前の人の窓から見る札幌の街の夜景は結構まぶしかった。
着陸をした瞬間は人生で一番ひどい着陸だった。なんのアナウンスもなかったので、理由がよくわからなかったが、降りたときに左翼側に血がついていたことからバードストライクによるものだと分かった。というか、機内誌に写真が乗っていたので整備係だと分かった職員の方がそう言っているのを耳にした。
丘珠空港から街へと帰る。
正直栄町駅や新道東駅まで歩いて家まで地下鉄に乗ろうかと思ったが、疲れていたのと、札幌駅行のリムジンバスの運転手に声をかけられたのでバスに乗って札幌駅まで帰った。
千歳行きの際は通常JR、かつては空港加算運賃が140円だったため千歳駅から路線バスに乗って新千歳空港に行ったことはあるが北海道でリムジンバスに乗るのは初めての体験だった。
リムジンバスのほうがサーブより広く、人も乗っていなかったので快適だったのは禁則事項だ。
サーブに乗ってみたが狭かったという感想になるし、また、スペースがないのと離着陸時にテーブルをしまうことになるため行きで使ったキハ261系5000番台はおろか、その他特急や高速バスにも移動時間中は有効活用がしにくいという感想になると思う。
もっとも、移動時間は外を眺めていることが多いため、作業時間として活用できていないことも多いが。
道内飛行機路線に初めて乗ってみて、飛行機の搭乗時間は短かった(通常40分今回は遅延で1時間程度)が保安手続きの手間を考えるとJRやバスのほうが望ましいかもしれない。
ただバスは石北峠越えJRは常紋トンネルをちんたら走る女満別路線ならいいかもしれないと思う。
おしまい。
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