気になる男の子ができた17歳 3 



「最近、疲れた顔してない?。」


とある夜中、その彼からメールが来たのは午前1時である。


はぁ・・・。


歌みたいである♪枕元のPHS鳴るの待ってるバカみたいじゃない♪である。


少なくとも、当時高校生の私が使用していたのはPHSではないけれども。


私は、やっぱり彼からのメールを待っていた。


 なんで?。会った時、話しかけてくれないの。


私は、彼の前で、笑顔になる事ができなかった。


 好きなのかな?。どうなのかな。


「・・・・私。告白する。」


私は、彼に言った。


いたずらみたいなものだった。


「年が明けたら、あなたに告白したい事があるの。」


私はもう一度彼に言った。


ラーメン屋で。


彼と、その友達は、替え玉を頼んで。


へぇ。ラーメンの麺を完食したら。新しい麺を追加してもらえるシステムがあるのか、一つ勉強になった。と思いながら。一緒にいた女友達と話して。


 名残惜しくて、彼にそう言った。


 口から出まかせだった。


どんな反応をするのか見てみたかった。


 その人に、少しでも私を意識してほしかった。


恋なのかな。いや恋ではないと思っていた。


 その人が、あまりにも。私を意識するような事をいうから。


 同じようにしてみたかった。


それだけだ。

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