モブキャラ異世界転生記~モブキャラに転生しちゃったけど従魔の力で何とかなりそうです~
ボルトコボルト
第1話 プロローグ
その男の名は鈴木
中学時代の引き篭もり中にゲームとラノベにはまって、それを未だに引き摺り、ゲームとラノベの合間に勉強をする始末。
その日、
コミュ症の気がある
コンビニに行っても炭酸飲料とポテチを無言でレジに出して、無言で支払いをするため、特に会話をする訳ではない。
急に雨が降ってきた。
コンビニは直ぐそこ。
信号の向こうだ。
雨で前が見え難くなったが、前方の歩行者信号が青だったので、急ぎ横断歩道に侵入した。
ドン!
宙を飛ぶ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
窓の外は朝の日差し。
(確か車に引かれて死んだはずだけど、どうなってんだ?)
ソウタは辺りを見渡すが、見たことのない部屋だった。
(ここはどこ?)
起き上がろうとしたソウタは、自分の身体が小さくなっている事に気付く。
幼児体型。
(どうなってんだ?)
鏡の前に立つソウタは、目を見開き鏡に映る自分を見て固まった。
鏡の中には4歳ぐらいで、金髪の見たことのない幼児の顔が映っていた。
そう、ソウタは転生していた。
生まれた時から今までの記憶もある。ヤコイケ村で生まれたソウタ。名前も転生前と同じだ。
ソウタは窓に駆け寄り窓の外を見渡した。
田舎の村そんな雰囲気だが、明らかに日本ではない。
(これって異世界転生? ヒャッハー、夢に見た異世界転生じゃねぇかぁ! こりゃ俺TUEEEで無双し放題! ハーレムバッチ来いだぁ)
と、喜んだのも束の間……。
確かに異世界転生をしたソウタだが、何のスキルもなく魔法も使えない、一般人だったのだ。
しかも、少しして分かった事実。
見覚えがある景色。住んでいたのは、昔やったRPGのゲームの『始まりの村』だった。
更に、隣の家は勇者の生家。
(勇者の家の隣にいたのは……。「◯◯くん、すごいねー」って勇者に言うだけのモブキャラじゃねえか。しかも始まりの村にずーっといる奴)
ソウタは絶望に襲われるのであった。
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