第22話 添い寝①

「先輩!夜ですよ!」


今は20時


「そりゃぁ世間一般に午後8時は朝昼夜の中で夜に分類されるし、

良い子はお家に帰る時間だ、」

「じゃあ私は悪い子ですね」


うん?

今のは完全に帰る流れだったよな?


「そう言うことじゃなくてだな?」

「あ!先輩!いくら私が超絶スペシャル可愛いからって

襲わないでくださいね?」


「、、、帰れ」

「無理です」


帰る気はないか、、、


なら仕方がない、

本当はこの手は使いたくなかったんだが、、、


「あ!Gだ!」

「え‼︎どこですか?」


那月はさっと俺の後ろに隠れる、


「あーみうしなったぁーどうしよー」

「なに見失ってんの⁉︎早く駆除して!」


タメ口の那月、、、

新鮮だ


タメ口那月の余韻?に浸っていると、

那月が背中を叩いてきた、


「今日は帰った方がいいんじゃないかな?

ほら、あれもいるし」


「先輩はGのいるところで寝るんですか?」

「そりゃまあ俺は平気だし、、、」


「嘘ですよね?よく考えてみれば

さっき棒読みだったし、、、」


こう言う時の那月はとことん鋭いようだ、


「先輩、ホントのこと言ってください、命令です」


命令だと言われると俺はもう太刀打ちできない


「すいませんでした、全て嘘です」


「先輩は、そんなに私といるの嫌ですか?」


那月が泣きそうな顔になる、


その顔はズルイ、


「全然そんなことないぞ!」

「本当ですか?

もっと私と一緒にいたいって思ってますか?」

「当たり前だ」


そういうと那月は一気に笑顔になり、


「そう言うことなら仕方ないですね

先輩のために今日はずっと一緒にいてあげましょう」


もう逆らえない


「はい、、、」


「じゃあ今日はサービスです!

この私が!ウルトラ可愛い私が!

添い寝をしてあげましょう!」


「、、、はい、ありがたき幸せ、、、」


内心めっちゃくちゃ嬉しいです

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