第15話 ドッキリ

〜side山田那月〜


音を立てないようにしなくては、


出来るだけゆっくり、

音を立てないようにドアを開け、鍵を閉めた

そして無音で開ける


ちゃんと寝ていますね

それにしても可愛い寝顔です。

さあ!ベッドに入り込むことが最大の難関です。


ゆっくり、静かに、そおっと、、、


入れました!

後は寝るだけです。


私は、先輩を後ろから抱きしめるように寝た。


****


朝か、、、


ん?

なぜか体が起き上がらない、

これが俗に言う金縛りか!

まあそんなわけないだろうけど、


ん?腕?


俺は少しして誰かに抱きつかれているのだと分かった


金縛りを破って後ろを向くと、

なぜか那月がいた。


どういうことだ?


「那月ー起きろー」

「…おはようございます」

「なんでいるんだ?」

「先輩が恋しくて、、、」


ドキッ


「そんなこと気軽に言うなよ」

「なんでですか?ほんとのことですよ?」


そう言って那月は俺に抱きついて来た。


これ以上はやばい、


俺は逃げるように起きた


「あっ、、、」


那月が名残惜しそうにしたが、

しょうがない


****


「作戦成功です!」

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