情景が五感に浮かぶような精巧な描写と、何か確固たる設定を感じさせる物語の運びが、読みごたえを感じさせます。
言葉選びも世界観を象徴するように、純粋且つ重厚で、思わず唸る文章でした。
緩やかな始まりですが、これから話はもっと深く膨らんでゆくと期待しています。
作者からの返信
執明瞑さま
応援コメントありがとうございます!
舞い上がってしまい、ツイッターの方にも書いてしまったのですが、こちらでも。
仰る通りの狙い…想いを込めて書き上げているので、それが確実にお届け出来たこと、またそれを的確にご評価頂いたことは、一物書きにとって最大の誉れです。
本当にまださわりの部分であり、物語の枠からして、初めに十分な導入をし、この世界に浸って頂くため、緩やかな場面展開になり悩ましいところでありますが、
キャラクターの動きや、様々に張り巡らされた今までのライトファンタジーにない「異質さ」で、飽きのこない進行を実現した(と思っている)ので、
共にこの物語の行く末を追って頂けると幸いです。
今一度、心からの感謝を。
今後とも「テンセカ」をよろしくお願いいたします。
今回もよかったです(*'▽')
すごく・・・今更な事なんですけど、こんなヒトならではの記憶を回想する健太君って、今は人の姿というかヒトですけど・・・・・前世はスベスベマンジュウガニだったんですよね・・・・?w
作者からの返信
>防衛太郎様
お読み頂き、感想までありがとうございますー!
ちょっと分かりづらかったかもしれませんので、ご説明しますね!
この世界は死と生の間にある世界で、かつより良い転生を目指すための世界です。
で、「石川健太」君は鉄道事故で不幸にも亡くなられたのですが、
彼はこの世界に来てすぐにハイになってしまい、うほほ〜い!と蜂の魔物が大量にいる森へ飛び込み、
この世界で死ぬこと(死に終わり)を迎えたのです。
この世界で死に終わりを迎えるということは転生する訳ですが、
なんの準備もせずやらかした健太君は人にすらなれずスベスベマンジュウガニとして短い生を終え、
再び戻ってきた──ので、少年は二度目の「始まり」を迎える、というのが第一話のタイトルとなっているわけです。
というわけで、引き続きお楽しみくださいませー!