第24話 水の精霊女王セレシア

「やってやるよ、おらあああああああああああ!!!!!」


 クロウは大振りでリヴァイアサンの頭に剣を振るう。

 すると、目の前のリヴァイアサンの分身体は爆散し、聖剣に注いだ魔力が一気に放出されたため、衝撃で百メートルほど海の水が蒸発し、光の柱がクロウの目の前に立った。

 クロウは渾身の一撃を放った後、全魔力を使い切ったため、体はとても重く、意識を保つことのできないくらいの疲労感に追われた。

 魔力を使い切ったため、足場にしていた結界も消えた。

 クロウは海の底(海は蒸発しているため地面?)へ落ちていく。

 体が地面に打ち付けられると思った瞬間、何者かがクロウのことを助けた。


「あな....た....は....」

「君は眠って休んでおいてください」


 そういわれたので、クロウはおとなしくその人の言葉に従って寝ることにした。






 クロウが目を覚ました時あたり一面水だけだった。


「やっと起きましたか、体の調子は大丈夫ですか?」

「かなり良くなった、ありがとうな精霊女王」

「そういえばあなたの名前を知らなかったので教えてもらえませんか?」

「俺の名前はクロウ」

「クロウさんですか...クロウさん、一つお願いをしてもいいですか?」

「あぁ、いいけど、できる範囲なら何でもするよ?」

「それならよかったです。では、私と契約して、私に名前を付けてもらえませんか?」

「え?!契約って...俺と一緒に旅することになるけどいいの?!」

「もちろんです。一緒に旅がしたくてこのお願いをしましたので」


 そういって精霊女王は期待の眼差しをクロウに向けた。


「わ、わかったから、でもそんなに期待しないでくれよ?」

「いいえ期待します!」


 あぁ、もうこれ以上言っても無駄だと思ったクロウは、契約を始めてくれ、と精霊女王に言い、契約を始めた。


『我は精霊の女王、最上位精霊である。我が主をクロウとし、契約に従って主を一生をかけてお守りすることを誓う。我が主、名を。』


 うーん、水の精霊女王に合う名前かぁ。

 神話に出てくるセイレーンとか、ウンディーネでもいいんだけど、それじゃあ安直すぎるしなぁ。

 あ、セイレーンを少し変えたらなかなかいい名前になった!


『セレシア』


 精霊女王、セレシアは嬉しそうにしている。


「ありがとうございます。クロウさんのことはなんとお呼びすればよろしいですか?」


 そういってセレシアは頭をかしげている。


「呼び捨てでも何でもいいよ?」

「呼び捨てはさすがに失礼だと思うので、クロウさんと呼ばせてもらいますね」


 セレシアはそういって微笑んだ。


「セレシアがどれくらい強いのか知っておきたいからステータス見てもいいか?」


 クロウがそういうと、セレシアは静かにうなずき、ステータスをクロウに前に表示させる。



――――――――――――

名前:セレシア

種族:精霊女王

レベル:300

状態:正常

HP:12430/12430

MP:19520/19520

攻撃力:650

防御力:923

魔法力:1900

俊敏:900

精神力:1200


―スキル―

「王の威厳」「神聖魔法上級」

「精霊魔法S級」「聖水精製」


―称号―

「精霊女王」「真の勇者の仲間」

「精霊を愛し愛されるもの」

――――――――――――


 あれ、このステータスアウロラと同じくらい高くない?

 なんか俺だけパーティの中でまたおいてかれそう。


「精霊女王ってみんなこれくらいステータス高いの?」

「そうですよ、精霊女王は必ず、『精霊魔法S級』と『王の威厳』というスキルを持っています。あと、ユニークスキルは精霊女王全員持っています。私のユニークスキルは『聖水精製』です」


 そうなのか、って、『聖水精製』ってやばくない?!そもそも聖水って教会が作って、教会が管理してるものだから、このスキルがばれたらやばいことになりそう...

 聖水の効果は、瀕死の状態から治すほどの治癒能力と、呪いを解く解呪能力もあるし、このスキルがばれたら監禁されかねない。

 まぁ、俺たちなら監禁されてもすぐに抜け出せると思うが、それは最終手段なので、これからはあまり目立たないように行動したいが...そんなことできるのだろうか...



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


最後まで見てくださりありがとうございます!


なんかいきなり一日1000PVまで行って

テンション上がって書いたので、質は高くないかもしれません。


それでも読んでくれるとこちらとしてはとてもうれしいです!


これからも読んでくださることを祈っております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る