第20話 悪魔

 「助けて」と言われ、断れずに、うなずいてしまったクロウは今、水の精霊女王に案内されている。

 先ほどまでいたところから、一キロほどさらに奥に行ったところにいるらしい。

 500メートル進んだところから海上に魚の死骸が浮き始めていた。

 海の色も透き通った色から、赤く濁った色へと変わっている。

 さらに三百メートル進むと、海が激しく荒れ始め、奥には水の精霊女王が言っていた怪物らしきものが暴れている。


「危ないから精霊女王さんは下がってて」


 クロウがそういうと、精霊女王はうなずき、海の中へと消えていった。


 怪物にさらに近づくと、クロウに気づいたのか、ものすごいスピードで近づいてきた。

 先ほどまでは距離が離れていたためあまりはっきり見えなかったが、この怪物は見た目は海竜の様な見た目をしていて、体長は20メートルほどだろうか、とにかくでかい。

 そしてクロウは少し驚いていたせいで、怪物が突進してきていることに気づくのに少し遅れ、よけきれず、怪物の鱗が横腹に少しあたり、クロウの横腹がえぐれる。


「うぐっ...ヒ、ヒール」


 クロウはえぐれたところをすぐにヒールで回復して、怪物のほうを向く。

 怪物はこちらの様子を見ていて動く気配がなかったので、クロウは鑑定でステータスを確認する。


――――――――――――

名前:リヴァイアサン

種族:海竜・悪魔

レベル:1***

状態:分身*

HP:5***v*/******

MP:4**wy*/******

攻撃力:**4*g

防御力:*2*d*

魔法力:*8*4*

俊敏:*y*x6

精神力:*s*k**

ランク:Z(L)


―スキル―

「分身(発動中)」「*z*y(使用不可)」

「海***者」「¥yh*(使用不可)」

「*&y*(使用不可)」

―称号―

「嫉妬*悪魔」「*大罪*ン&*ン嫉妬担*」

「**支配者」

――――――――――――



 え?なんで?鑑定で見れなくなることってあるの?


『貴様、今俺のステータス見たな。まぁ、人間風情が我のステータスのすべてを見ることは不可能だがな』


 なんで、俺がステータス見たことわかってるんだ、、、

 こいつ想像以上に強いかもしれない。


『今、我は気分が悪いんだ。早くどいてくれぬか?』


「そ、それは無理だ」


『そうか、じゃあ死ね』


 そういわれた途端、リヴァイアサンの姿が消え、腹部に痛みが走り、吹っ飛ばされる。

 クロウは起き上がって、反撃しようとするが腹に力が入らず、そのままうつ伏せに倒れる。

 腹部の痛覚が倍になったといってもおかしくないくらいの痛みを感じたため、クロウはうつ伏せになったまま、自分の腹部を確認するが、手にはべっとりと、血が付き、腹部はぽっかりと穴が開いていた。




 クロウはそこで気を失った。



◇◇◇



 っ...まぶしい

 ここはどこなんだ?


 クロウが目を覚ましたところは、何もない白い空間だった。

 あたりを見渡しても何一つ物がなく、クロウ一人だけ空間にいる。


 クロウは先ほどまでリヴァイアサンと戦っていたことを思い出し、自分の腹部を確認する。

 しかしなぜか穴が開いてなく、それどころか傷一つない。

 そこでクロウは察した、「あぁ、自分は死んだんだ」と。


 クロウは、もうアウロラたちに会えないのか、とか考えながら、あおむけで転がっていた。

 するといきなり声をかけられ視界には美人の女性が、、、


「やぁクロウ君、落ち着いたかい?」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


最後まで見てくださりありがとうございます!


今回は、勢いで書いたので、思い描いていたストーリーとは

全く違う展開に持ち込んでしまいました。

なのでこれからさらにつまらなくなるかもしれませんが、

最後まで見ていただけると幸いです。


次は、明日か明後日には更新します!

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