第9話 昇格試験当日
クロウはアウロラより早く目が覚めたが
アウロラが抱き着いて寝ているため
無理に動くとアウロラのいろんなところに
手が当たりそうだったのでじっとしていたら
いつの間にか二度寝をしていた。
その10分後
「ふわぁ、よくねれたぁ」
アウロラは目が覚めたが先ほどまで
クロウに抱き着いて寝ていたというのに気が付くと
顔を真っ赤にして5分ほど縮こまった
そろそろ起こさないと、と思い
クロウの体をゆすると意外とすぐに起き上がった
その後何事もなく朝食を済ませた二人はギルドに向かった
「クロウさんいらっしゃいましたね」
「はい」
「それでは昇格試験のことについて話します」
昇格試験は今から6時間後の1時に始めるそうで
相手はギルドマスター、持ち込んでいいものは
自分が使う武器のみ、両者どちらかが降参するか
先頭不能にならない限り続く。
ちなみに本番は観客が多く来るそうなので
盛り上げる試合をお願いね、と、言われてしまった
俺は元Sランクのギルマスに勝てるのかな、
と、ネガティブになっているとアウロラが
「ご主人様なら勝てますよ!負けるなんてこと絶対にありませんから!」
と、俺のことをずっと信じてくれていたのだ
それを知ってクロウは気合を入れなおして
昇格試験に挑むことにした。
◇ ◇ ◇
「それでは今からセクレト王国ギルドマスターのクレイ様と
新人冒険者クロウ様の昇格試験の司会をさせていただく
プリンです、今日はみなさん楽しんでいきましょう!」
「「「「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」
クロウは今控室にいるが意外と観客が多くて
かなり驚いている。
もうそろそろで呼ばる頃だろう
「クロウ様、そろそろ試合ですので闘技場入り口手前にて
お待ちください」
そういわれたので俺は今ギルド長がいる反対側の入り口で
選手紹介されるのを待っている
「それでは!両者紹介とともに登場してもらいます。
まず皆様お馴染みの元Sランク冒険者の現ギルドマスター
クレイ様です!」
「「「「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」
「そして!冒険者登録初日に古代種のドラゴンの
死体を持ってくるという前代未聞の偉業を
成し遂げた新人冒険者クロウ様です!」
「「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」」
「「「「スゲえぇぇぇぇぇぇェぇ!!!」」」」
紹介とともに両者闘技場の舞台に出たが
盛りあがりがとても凄い
「それでは、ただいまからクロウ様の
昇格試験を始めます!試験開始!」
そういわれた途端さっきまで和やかな雰囲気を
出していたギルド長から今までに感じたことのない
気迫を感じた。
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