流浪

蒼河颯人

流浪


ここは何処なのか 暗い闇の中

まわり見渡せど 何一つなく

足元に有るは 一本の道

先端の見えぬ 道が有るだけ


抗えど 意味は無く

  止まれど 仕方無し

    出来るのは 進むだけ

     それ以外 何も無し


この世に出でし 運命を

嘆くことよりも 前を見て

一筋の光 信じては

流浪れ続ける 時代の中


彷徨い続ける 無常の時を

後ろ振り返れど 何一つ無く

地図も持たずに 歩き続ける

頼れる者は 自分一人


休めど 落ち着けず

  もがけど 逆らえず

    出来るのは 進むのみ

     それ以外 何が有ろう


時には辛くて 涙流す

日々も有ろうが 先を見て

一縷の望み 叶えんと

進み続ける 今の時

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