応援コメント

01 幸せな世界の裏側に」への応援コメント

  • 久々に続きを読ませてもらったんですけど、これやっぱすげぇ……。
    一気に最終更新部分まで読ませていただきました。

    最初は宮守さんの文章って綺麗だなーってくらいに思ってたんですけど、読み込んでみると一見合理的に思える人間の行動の不条理さや、心情描写を描く際に内臓(心臓やら肺やら)の動きを事細かく書いており、すごい良い意味で気持ち悪くダーティーだと思い始めました。(気分害したらごめんなさい)

    アユムは、サトルを守るために殺そうとし、当然サトルは自分を守るためにアユムに手をかける所などは、当人たちにとっては合理的な判断であるはずなのに、驚くほど不条理で、こういった食い違いが全編を通して戦いのドラマを盛り上げているように思えます。

    サトルは、順調に人の心を得ているように思えますが、根っこの部分は「この組織のために命を使おう」という言葉や、平気で命を奪うという倫理観はまだまだ育っていないようで、こういう部分にもまた夜鷹の組織全体との食い違いが生まれそうだと思い楽しみにしてます。


    作者からの返信

    随分とお返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。
    読んでくださってありがとうございます。

    気持ち悪いは誉め言葉です笑
    ダークファンタジーという側面だけでなく、やはり人殺しであったりと全体的に暗く、どろどろとしていますので、「嫌だな」「気持ち悪いな」と感じていただける文章になっていたら嬉しいです。

    そうなんです。
    彼女を守るために殺そうとするアユムは、間違いなくサトルのことを考えています。
    しかし彼女にも生き物としての生存本能もあり、「生きたい」と願う権利があります。ままならない感情のぶつかり合いも感じていただけて嬉しいです。

    ありがとうございます。
    夜鷹は殺しを生業とする組織ではありますが、殺人鬼の組織ではないのです。
    彼らには感情があり、決して殺しに快楽を得ているわけでもない。
    そしてそれを否定する、人間らしい側面があるのです。
    組織とサトルとの食い違い、そしてそれがどうなっていくのか、見ていただけると嬉しいです。