かげろう日記

来栖 侑妃

プロローグ

初めて君を見たのはまだ肌寒い三月の北海道だった。太陽のように笑う君に一目惚れをした。

君と出逢って、恋を知って、切なさを知って、嬉しさを知って、愛しさを知って、怖さを知った。

この世で、一生の中で、たった一人の大切な君へ。

今、何をしていますか。

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