#4






日が経っても経っても

言葉によってできた傷は

癒されなかった


だからといって

好きと言う気持ちはなくならなかった


日に日に好きが増すばかり



「ねぇ春?」


「ん?」


「春は好きな人いないの?」



希は突然聞いてきた

どうしたんどろうか

そう思った時だった



「私、好きな人がいるんだけど」



そこで私の恋は終わった


恋は終わったのに

気持ちは止まらなかった


気持ち悪いって言ってた時点で

好きを止めればよかったんだ


そうすればここまで

傷付かずに済んだのに


そこからは楽しそうに

好きな人の話をしている希の顔しか覚えていない


楽しそうでちょっと顔が火照って

恋する乙女って感じ




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