第7話 【プロローグ】俺の嫁は、頭が悪い

俺の嫁さんは、自慢じゃあないけど良く働くの。

正看護師で年収は、600万ってとこか。


あ、俺? 俺は、自宅警備員。


そんでもって、ごはん作るのも嫁、洗濯も嫁、子どもの世話も・・


あ、俺? 俺は、子供たちと遊ぶ、嫁と遊ぶ、あと車の運転。


「働いてみたら?」

一度だけ言われた事がるけど、それっきり。


嫁は、仕事の文句や愚痴は良く言う・・


でも、こんな俺に文句も悪口も、たった一度も言った事が無いんだ。


「お前会社のアイツとかコイツとか、いっつも糞みそに言ってるやん!やのに、なんで・・俺には文句の一つも言えへんねん!」むかし、一度聞いた事があった。



「まさる君は、やさしいから」



ほんま、頭悪いんちゃうやろか?


ありがとう純菜さん。


やさしいのは、君の方ですよ・・

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