24話:『死者からの言葉』
スー:「死んでいるんだぞ!!」
スパ子に怒鳴り、睨み付けた。
スパ子:「死者でも可能です」
:「私とP・ウィッチ様がいれば大抵のことは出来ますよ」
ピーチ:「え?うち!?」
スパ子:「貴女が冥界より3人を呼び出して、私がそれを投射します」
:「そうすれば、話せるでしょう」
涙ぐむピーチ。
ピーチ:「うち、やってみる」
・・・
アン、ドゥー、トロワ:「ここは?」
周りを見渡している。
スー:「アン、ドゥー、トロワ」
再会を喜び、ピーチとスパ子によって冥界から呼び出したことを説明した。
そして、自分がしてきたこと、
ゴブリンの歴史等の話をした。
アン:「そうか、、、ゴブリンが人間。やっぱり人間はろくでもないから滅ぼそう、俺らを殺した勇者を今、手にかけれると、、、。おい、ドゥー、トロワなんか言ってやれ」
トロワ:「スー。君は今幸せかい?」
ドゥー:「ああ」
スー:「幸せって。そんなの考えたことないよ。僕はあの日が忘れられなくてずっと必死に。勇者を倒したら皆褒めてくれると思って」
話が終わる前にアンが言う。
アン:「バカかてめえは!親が子にそんなこと望むと思ってんのか!!」
トロワ:「人間とゴブリンは昔から対立しているんだ。お互い様みたいなところがあるよ」
ドゥー:「ああ」
アンが勇者を見る。
アン:「おまえがあの時のやつか。言っておくが俺はあんたを恨んじゃいねえ」
トロワ:「僕もだよ」
ドゥー:「ああ」
スーを見直す。
アン:「スー。良く聞け。人間だゴブリンだなんて大きく考えるな。俺らもおまえも、そんなたいそれた者じゃない。それよりも、おまえが何をしたいかだ。何を楽しいと思う?何を幸せだと思う?どうしている時間が一番好きなんだ?たったそれだけを考えてほしい。俺らの復讐の為に生きるなんてしないでくれ」
トロワ:「元々僕達、ゴブリン達の間からも嫌われてたしね」
ドゥー:「ああ」
アン:「そこのお嬢ちゃん。もういい。俺らは死んでいる身だ。スーと一緒にいてくれてありがとな」
アンはピーチに、もう話は終わったと告げた。
ホログラム化している3人がだんだん薄くなっていく。
アン:「スー。背伸びたな」
トロワ:「楽しく生きてね♪スー」
ドゥー:「スーの幸せが、ドゥー嬉しい」
スー:「待って、みんなーーーーーーーーー」
消えてしまった。
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