23話:『懺悔』



勇者が一番取り乱していた。






勇者:「私はとんでもないことをし続けていた」

  :「違和感がの謎が解けたよ、、、」

  :「ただの人殺しじゃないか。私は、私は、、、、」



勇者:「仕方ないがないじゃないか!」

  :「知るわけがないだろ!」

  :「ゴブリンが人間、、、。こんなこんなことが、、、、、、」



落ち込み叫び、また落ち込む。



勇者:「殺してくれ」



スー:「いいこころ掛けだな」

  :「貴様ら人間は、やっぱりクズだ」


ダガーを首に当てる。



ピーチ:「待ってスー。お願い、少し待って」



ピーチ:「こんなの全部過去のことじゃない。今の人間に罪はないわ」

   :「確かに勇者は結果的に人を殺し続けたのかもしれない」

   :「でも、スー。それは貴方もなのよ」



ピーチ:「勇者は故郷をゴブリンに滅ぼされ、ゴブリンに復讐した」

   :「スー。貴方は、人間に育て親のゴブリンを殺され人間に復讐した」

   :「際限がないじゃない」



ピーチ:「うちは2人に未来を生きてほしい」

   :「そうだスー。この街で一緒に暮らそ?戦争から遠ざかってさ」

   :「いっぱい遊ぶの。うちと。馬鹿みたいなことしてさ」

   :「勇者もさ、もう自分を許せよ」

   :「戦争なんだ。仕方ないことってあると思うの」

   :「除隊してさ、アナスタシアと幸せになれば良いじゃない」

   :「貴方にメロメロなのよ。彼女は。知ってた?」

   :「そうだ。罪を感じるならさ。ゴブリンと人間の友好関係を良くするように動けばいいのよ」

   :「それで良いじゃない」

   :「2人を見てるとうち辛いの。真面目過ぎるんだよ。色々なことに」

   :「もっと楽に生きようよ」



勇者:「友好関係、、、」



ピーチは泣いていた。普段の様子からは想像出来なかった。



スー:「それでも俺は、、、」

  :「この瞬間の為に、勇者をこの手で葬るこの瞬間の為に生きてきた」

  :「他の生き方なんて知らないんだ!」

  :「アン、ドゥー、トロワが殺さた日を俺は忘れない」

  :「俺があの世に行ったらさ、3人に仇は討ったよって言うんだ」

  :「きっと褒めてくれるさ。よくやったなって」

  :「俺はこいつを許すことなんて出来ない!」



ピーチ:「スー」



スーは決意を固めた。

緑子は見守っているだけだった。














スパ子:「それなら、その殺されたゴブリン達に聞いてみれば良いんじゃないですか?」





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