11話:『偽勇者』
ここは、とあるゴブリンの村。
スーとピーチは情報収集に赴いていた。
どうやら近くの戦場で勇者が表れたらしい。
行くしかない。
スー:「行くぞ!」
ピーチ:「、、、」
ピーチは微妙な顔をした。
戦場
ピーチ;「お待たせしました。ピーチのお助け便。ご内容はお一人様でー!」
空から飛び降りる。
スタッ
スー着地。
勇者?「それそれそれっ!」
戦場に着くと、勇者らしき人物が猛威を振るっていた。
でも、なんか雰囲気が違う。
スー:「おまえ勇者か?」
甲冑の勇者:「そうとも、我こそ甲冑の勇者」
:「餌食になりたければかかってこい」
スーはため息をついた。。。
彼の名はハインリヒ。
王国のNo.2だ。
昔、武術大会で勇者に敗れた経験を持つ。
No.2とはいえ、勇者との強さには遠く及ばない。
あまりにも簡単に決着がついてしまった為、ブーイングの嵐が起こった。
故に、彼は勇者を憎んでいる。
何故甲冑の勇者と名乗っているかというと、
勇者より武勲を立てて、
その名声を薄れさせ、
自分のみが勇者と呼ばれるべき存在になろうと画策しているからである。
ピーチ:「なんだこいつ。パチもんじゃん」
少しほっとしてしまった自分がいた。
ぬけぬけと言う2人に甲冑の勇者は我慢ならなかった。
甲冑の勇者:「失礼なんだよ!消えろ!」
襲ってたが、スーは危険を微塵に感じなかった。
動きがよく見える。
甲冑の隙間を狙う。
相手は死んだ。
スー:(なんだったんだこいつ、、、)
ゴブリンから歓声が上がる。
ゴブリン達A:「包帯野郎生きてたって信じてたぜ」
ゴブリン達B:「彼らは私にたちの救世主だ」
ゴブリン達C:「魔女様、噂通り美しい」
指揮官を失った王国軍は撤退した。
スーは残党狩りをして、戦場は静かになった。
ここ数か月、
包帯野郎は戦場から消えたとゴブリン達の中で広まっていた。
勇者に敗れて死んだ説。
重症を負って魔女とどこかで養生している説等。
噂が流れていた。
実は包帯野郎は人間だったという話も。
しかし、
また戦場に現れた。
新たな噂がまたゴブリンの間で広がるであろう。
また違う戦場での戦闘後
?:「君が噂の両刀の狂戦士だね」
:「それとも包帯野郎の愛称の方が良いだろうか?」
そこには、
仮面を付けた長い白髪な奴がいた。
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