8話:『ピーチの潜入』
ここは亜空間。
時の流れが現世と違う場所。
小さなピーチの顔をしたロボットが言う
ロボットピーチ:「シュギョウヲハジメル。ワタシ二ツイテコイ」
スー:「上等だ」
一方ピーチ。
ひまだなー。
あいつが出てくるまで時間があるなー。
なにしてよっかなー。
・
・・・
・・・・・
ピーチ:「やってきました。ピーチの潜入取材!」
:「王国内の勇者の私生活とは!!」
ピーチは王国の首都に着ていた。
変装すれば、人間と大差がないので堂々と入った。
なぜか、ナレーターごっこをしていた。
ピーチ:「おっとあれは噂の勇者様」
:「子供達と遊んでいるぞー」
勇者:「や~ら~れ~た~」
子供A:「王国最強の戦士の力みたかー」
子供B:「勇者を打ち取ったぞ~」
勇者は子供と戦ごっこをしていた。
ピーチ:「わざとらし~」
:「正直さむいわ」
ピーチの反応とは裏腹に子供には人気だった。
ピーチ:「実況のピーチです。今まさに勇者の恐ろしい光景を見てしまいました」
:「洗脳教育です」
:「わざとらしい演技とともに、子供達の人気を集め、ゆくゆくは自分の支配下に、、、」
勇者:「君は何をしている?」
肩をつかまれた。
ピーチ:「ありり、道に迷ってしまったな~。ああ君、城下町に続く道を知らないかね?」
勇者:「君はあの時の魔女だろ。違うとは言わせない、、、」
勇者はこちらを睨み付けている。
変な動作でもしたら切りかかるとも言わんばかりの気迫だ。
ピーチ:「魔女だったらどうするわけ?」
勇者:「どうもしない。だが、殺しに来たというなら切るまで」
ピーチは嘘泣きをし始めた。
そして、周りの人達に聞こえるように大きな声でこう言った。
ピーチ:「怖いよー。なんだよー。犯されるよー」
:「なんもしてないのにー」
:「うちはただ道を歩いてだけ。可愛いことが罪とでも?」
:「分かった。勇者様。うちを好きにすればいい~~~」
勇者:「君は馬鹿か!」
勇者は、慌ててピーチを人気のない所まで、連れていった。
呆れ顔でモノを言う。
勇者:「して、君の要件はなんだい?」
:「殺すつもりならば、既に攻撃しているはずだろ?」
ピーチ:「なに、うちの最高傑作を倒したやつがどんなのか気になってね」
:「行動を観察してただけさ」
勇者:「本当にそれだけか?」
ピーチ:「そうさね」
勇者:「ならば、家に泊まっていくが良い。あんな、コソコソと見るな」
:「間違ってしまう」
ピーチ:「はあ?」
:「ほいほいとツイていく馬鹿がどこにいるんだよ」
:「まさか本当にうちに惚れたってか。あちゃー」
:「ピーチ様をなめんじゃねーぞ」
ピーチはイキっていた。
勇者は
勇者:「すきにするが良い」
と言い去っていった。
ピーチ:「こんなに良い暇つぶし、行くに決まっているじゃない!」
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