第35話

「なっ!何すればいいの!?」


〔ミニもお手伝いするから!必要なものを取って!着替えて!行くよ!〕


「ど!どこに!?」


〔早く!携帯とお財布と着替え!あと、さっき渡した紙!〕


「わ、、、わかった!着替えるからあっち向いて待ってて!」


〔はぁい!〕



いそいそと部屋着をさがす。


ミニが今来てるのは、オーバーオールに白のパーカーだから、お揃いにしよ!



「ミニ!見て!どう?似合ってる?」


ゆっくりと振り返ったミニ


〔わぁ!お揃いだぁ!いひひ!〕


「必要なもの持ったから、行こっか!」



〔うん!行こう!レッツゴー!あ、でも、道分かんないから、お姉さんとあった場所まで連れてって!そっからなら覚えてる!〕


「わかった!そこまで行こう!」



2人で笑いながら歩いてたその時だった。


“茉莉!探したぞ!”


うわっ!最悪、なんでよりによってあいつが居んの?


“話がある、ちょっと来い”


「嫌です。」


“あ?今なんて?”


「嫌で〔お姉さん嫌がってるよ!やめてよ!〕


“ごめんね、、怖がらしちゃって、お兄さんね、お姉さんとお話したいの、いいかな?”


〔お姉さん!すぐ戻ってきてね!ミニここで待ってる!〕


「そんな、ひとりじゃ〔早く!お話してきて!〕う、うぅ、、分かったよぉ、」


“こっち来て、”


連れてこられたのは、ミニといた場所の角だった。もちろんミニからこっちは見えない。


“ねぇ、どこ行くつもり?”


「、、、言わない」


“は?意味わかんねぇ、どこ行くか聞いてんの”


「なんで言わなきゃいけないの?」


“なっ、、なんでって、”


「別に私の彼氏でもないのに!意味わかんねぇのはこっちだよ!」


“だっ!だから、今から彼氏になるとこだったんだよ!”


「今のうちに返事しとく、無理!無理です!ごめんなさい!諦めてください!」


返事をして走ってミニを捕まえる


“まっ、、!まだ言ってねぇよ!”


Sorry!goodbye!


〔お姉さん!大丈夫?〕


「大丈夫だよ!行こっか!」


〔こっちだよ!〕



その後は、ミニが私の手を引っ張って道を教えてくれた。

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