第31話
【今日は、、、卒業式の2日前よ】
ということは、3日間眠っていたのか
「ま、、、茉莉ちゃん!来たよ!」
前に名前を教えてもらった。前の席の女の子、杏里だ。
「ありがとうね」
「ま、茉莉ちゃんの好きそうなゼリー、、買って来たよ!」
「わぁ、これ大好きなやつだ!」
ビニール袋の中にあったのは白桃ゼリーだった
「美味しい、、」
「あ!あと、、これ!」
杏里ちゃんが取り出したのは韓国にいた時よく飲んだチルソンサイダーだった。
「じ、、、二郎さんに聞いたら、韓国に結構住んでたって聞いたから、、、」
「そっか、、、」
プルタブを開けてサイダーを飲むと思い出す屋上で過ごした時間、彼と話した話題、でも一つだけ思い出せないものがある。それは、彼の名前だった。
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