第18話

他愛のない話をしながら2人で並んで家に帰る。



《じゃあまた明日ね!》



「はい!また明日!」



先輩の家より私の家の方が学校に近いので私は窓から先輩を見えなくなるまで見送る。




ドアの開く音がして玄関へ向かうとママがいた。


[ただいま]


「おかえりママ」



[さっきスタイルのいいあんたの学校の男の子が歩いてたけど、知ってる?]



「どんな顔だった?」



[綺麗な白い肌で少し女の子みたいな顔をしてたわ。でも、体はThe・男って感じ]



「それ、先輩だ」



今日の出来事を思い出してドンドン顔が熱くなってくる



[茉莉、大丈夫?顔が赤いわよ?熱かしら?]



「い、、いや、なんでもない、、!」


[わかった!茉莉、あの男の子のこと好きなんでしょ!!!ママにはお見通しよっ!]


「ちっ、、、ちがっ、、!くない、、、」


[まぁ、あのビジュアルでしょ、惚れるに違いないわ!!!うちの娘の初恋よ!お祝いしなきゃ!]


「そっ、、そんなぁ、、」

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