第3話

扉を開ける。この時少し手が震えてたのは秘密ね


扉が完全に開いた瞬間目線は全てこっちを向く

おはようとも言われないし言いもしない


自分の席へ向かう。素晴らしいことに席は窓側の1番後ろ、つまりラッキーポイントなんだよ


「おっ、おはよう」


いつもだ、前の眼鏡をかけた女の子が震えた声でおはようと言ってくる。


「おはよう」


“話しかけられたら返事をするのよ”


ママが教えてくれたこの言葉、一生忘れないでおこう。


前の女の子の髪の毛はいつもボサボサ

オマケに肌が酷い。


それにしてもうるさい。それ以外に言うことがないくらい。


なんだったけ、あの女の名前。ゆ、、ゆりえ?だったかな?いいや分かんないからモブ1って言っておく。




言い忘れてたけど来週卒業式なんだよね







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