第11話黒いパーカー
名古屋駅周辺
いつもどおりに多くの人が通行している横断歩道を通行する黒いパーカーの背中に骸骨の目から蛇が出ているようなマークが描かれていた。
その男のパーカーのポケットからナイフと拳銃を取り出し名古屋駅の東口の金時計付近で拳銃をそっとポケットから出し拳銃を上に向けて一発発砲した。
「動くな!」
という大声と共に女性の叫び声などが一斉に名古屋駅に響き渡ったと同時に名古屋駅周辺でそれぞれ30人くらいの犯人達がそれぞれの人が多い場所を狙って銃で威嚇したりして名古屋駅の金時計がある場所に連行された。
気付いた時には70人以上はいたのだろうか?その金時計辺りが人であふれかえっていた。
犯人は続いて「金品または、各自が持つデバイスを袋に回収を行う」と言い他のメンバーに袋を渡し回収させた。
「これからお前たちには人質になってもらう。」
そう言い自らのデバイスを取り出し、どこかに通話した。
...事件発生から数時間後...
名古屋駅を警察や公安が包囲する。
しかし犯人は一向に投降する気配もない。それどころか名古屋駅の中がどうなっているかすらわかっていない。
警察が突入するべきかしないべきか話している時、中から銃声が聞こえた。
止む追えず、突撃する許可を出し中へ入っていくとそこには地獄のような光景が広がっていた。
床が赤い色で染まっていた。
周りの遺体を見渡しても犯人らしき遺体はなかった。
それどころか端っこには震えている女性と子供が多くいた。
話をできるような状態じゃない。
生存していた人質の数105人 遺体となって発見された数約99名だった。
そしてその金時計の隣には黒いパーカーの背中と同じマークがあった
後にこれは名古屋駅人質事件と呼ばれるようになった。
To be continued
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