第10話予兆

数日後。



あれからいろいろなシャドウアイの情報を探っていてわかったことがある。


シャドウアイは俺たちが実際に使っているサーフェイスウェブ(一般的に公開されるwebサイト)と企業のデータベースなどがあるディープウェブ(ログインを必要とするなど技術的にアクセス制限されたwebサイト)とは違ってディープウェブのさらに深くにあるダークウェブ(匿名ソフトを使ってアクセスできる闇サイト)を運営、または監視などを行っており裏を全て制圧し表の企業にも制圧し始めている。




パソコンに調べたデータをまとめUSBに保存する。



そうして外に出て煙草を取り出しライターで着火させただひたすら外の景色を眺めているとどこからか声が聞こえた。


「君はどう思う?洋一。シャドウアイがもしこの国の転覆(てんぷく)をはかっていたとしたら?」


「さぁな。ただ言いきれるのは相手は俺たちを知っている。もしかしたら公安の秘密を握っている可能性だってあり得ないことはない。」


「そうだね。僕は君を信じてみよう。」

そう告げ声は消えた。

その声の主は亡き冴島だった。


...公安上層部データ管理室...



部屋を覗くと誰かがパソコンで作業している。


部屋の明かりすらついていない状態でもくもくと作業をし続けている。


パソコンの画面の入力を確認しenterキーを押すとロード画面がモニターに移りこむ。



「これでした準備は整った後はこれをあの方の元へ」そう言い、モニターにロード完了のマークが表示される。


USBにデータを保存しUSBを抜いてそれを黒い鞄に詰め込み管理室から外に出た。



と同時にパソコンの画面にはとある場所の爆破されたときの資料がうつされていた。



To be continued


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