火縄銃の傭兵と、出世払いをしたい姫

鶴屋

【キャラクター紹介】

 このページは「あの人はどういう奴だったっけ?」をまとめたキャラクター紹介です。多少のネタバレを含みます。読まなくても大丈夫です。

 本編は次の話(第一話)から始まります。

 

【主役級】


◆ハル・ベルナデッド


 本作主人公。

 一話から登場。

 男。傭兵。歳は二十四、五歳。

 二つ名を『魔王に祝福されしハル』

 魔王の武器グリグオリグを相棒に、フリーランスの傭兵として働く。

 多額の借金を背負っているため、いつも金のやりくりに苦労しているが必要な時に必要な出費はケチらない。

 彼の持つ特殊能力『遠隔爆破』がたびたび同士討ちを誘発すること、本人の素行が非常に悪い(戦場で現地民を強姦しようとした仲間の兵士たちを、後先考えずに全員殺してしまうなど)ため、実力はずば抜けているのに最下級の傭兵ランクにさせられている。

 集団戦は苦手だが、単独の能力はほぼ無双。

 金を稼ぐため、しぶしぶ国の大臣からの汚れ仕事を引き受けさせられている。



◆リィ(魔砲グリグオリグ)


 ハルの相棒。魔王の武器の一つ。自称「やんごとなき高貴な産まれの淑女」

 一話から登場。

 魔砲という名前であるが、喋る火縄銃である。

 なお、彼女の言葉はハルその他、魔王にゆかりのある者にしか聞こえない。

 魔王が造った伝説の武器のうちの一つ。

 火打石周りの金具が壊れているため、遠隔爆破の能力を持つハルにしか使えない。



◆アリシア姫(アリシア・フェルビナク)


 本作ヒロインその一にして副主人公。

 八話から登場。

 女。お姫様。歳は十五歳。

 産まれた際に、「十六歳になるまでに花嫁修業を積ませて魔王城へ寄こせ」なる無茶ぶりで魔王からプロポーズされる。

 おりしも彼女の国が蛮族の侵攻をうけようとしており、「魔王と同盟を組めば侵略も返り討ちにできる」との国王の判断で輿入れが決定。

 十五話にて、五百騎の王国騎士に、魔王の花嫁となるべく魔王城へと出発する。



◆カレナ(旧姓 カレナ・ベルナデッド)


 本作ヒロインその二。

 十六話から登場。

 女。発破技師かつ測量士。二十七歳。

 測量のため鳥を操る魔法を習得しており、発破技師として爆薬の扱いにも長ける。

 数年前までハルと結婚していたが、子供が魔物に殺されたことをきっかけに仲がこじれて喧嘩別れ。本作では会話をするのも煩わしいほど冷え切った間柄でハルと再会する。



【重要人物】


◆魔王ワルプルギスナハト


 本作ラスボス。

 二十二話から登場。

 性別不詳。年齢不詳。職業は魔王。

 鎧の王と呼ばれ、常に全身鎧を着けているためその真の姿を見た人間はいない。

 ハルの故郷では大英雄、アリシアの国では悪逆非道な魔物の王と、評判が真逆であり、二重人格めいた行動をする。

 その真相は二十七話で明らかになる。



◆魔術師ルナ・パーシヴァル


 ハルおよびカレナの師匠。

 二十五話から登場。

 性別不詳。年齢不詳。外見は女。

 数百年を生きている人類最強の魔術師であり、腕が小型の荷電粒子砲に変形する。

 二つ名を『魔王の分身たるルナ』

 魔王を殺すために宇宙空間にいる悪魔(異星人)に魂を売り、身体をサイボーグに改造して長寿を得ている。

 悪魔より、ハルたちの住む世界から数百年先の科学知識を仕入れている。



【その他】

◆クレア・マーベル


 ハルにアリシア救出の仕事を持ち込んだ依頼人。

 女。四十そこそこ。

 一話から登場。

 アリシアの祖国の重鎮にして、さまざまなギルドを統括している。

 引退した元暗殺者であり、外見を自在に変えられる。

 ハルにたびたび無茶苦茶な難易度の仕事をあっせんしており、ハルからは死神とおそられれている。



◆バックス公爵


 フェルビナク国の公爵。

 男。三十から四十ほど。

 十四話から登場。

 筋骨隆々の羆のような体形をしている。アリシアの父であり自分の叔父にあたる国王を憎悪している。

 魔王とアリシアの婚姻で国が乗っ取られることを懸念し、アリシア暗殺を計画する。



◆アルフレッド


 バックスの腹心。

 男。三十そこそこ。

 十六話から登場。

 アリシア暗殺のために放たれた刺客。魔弓アルトロンを武器にハルたちを追い詰める。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る