第9話 魔王様は、古典がお好き!

 ゆく川の流れは絶えずして しかも元の水にあらず

 よどみに浮かぶうたかたは かつきえ かつむすびて

 ひさしくとどまること ためしなし だっけ?(方丈記より)


 前文の記憶があいまいになる程瞑想してしまった、魔王様は、イケる!

いいじゃんこれ、つかえるよ!

 と、丸々太って空腹なバルーンな人間たちを海へ流し、山の上から、弓道の練習を始めました。おみごと魔王様!!

 やっぱり、最初は当たりはずれがあるからねぇ。まあ、パーンとはじけるのが、僕の好みだが、この詩のように、当たればぽかりとはじけ再生し、外れれば、海は波うち人をうめかせ膨らませ。

 魔王の遊びとは何とも残虐です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る