一日目後半
次に石を2個使い、投げる練習を行った。
フォームを作り、滑るのだが、もともと筋力が高くない私は、投げるフォームを維持し続けることができない。
しかも2人で1つのシートを使うので回転が速く、シートの半分まで行って戻るだけでもしんどくなってくる。
しかも初めてなのでカーリングの石を足で蹴って戻しにくく、手で屈みながら運んでいたことから、屈んだ姿勢で10m以上40キロの重りを滑らせて歩かなければならない。
腰はしんどく、体もしんどい状態でしかも自分で申し込んだ以上真剣にやっているものだから、今までの人生で瞬発系の運動では最も真剣にやっていたこともあり、倒れそうになりながら投げるフォームを固めていた。
それなりに投げ、先生から合格をもらうと、回転のかけ方を教えてもらい、実際にカーリングのストーンを投げることとなった。
回転をかけないと野球のナックルボールのようにふらふらと動いてしまう。
そのため、回転を意識しながら投げると、ストーンを押してしまうので、向こう端にストーンが飛んでいってしまう。
言い方を変えると点のはいる円に入らない。
自分の型が決まらず、もう一人の方はうまく投げられるのにと思いながら、2時間投げ続け、股関節と太ももが痛くなりながら、転倒時の頭部保護のため、念のため被っていたヘルメットを汗だくにし、冷蔵庫と同じ環境である氷点下の中を後にした。
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