夏休み旅行2


女子3人は、夜ご飯を食べる前に、露天風呂にいった。

俺は、その間に、カレーを作った。

「3人の喋り声が、ここまできこえる。」

露天風呂で、3人がキャッキャウフフしてる声が聞こえる。

3人が、上がる頃には、カレーが出来ていた。

「兄さんの、作った物は何でも美味しいですね。」

「太郎君は、なんでもできるのですね?」

「まぁ、家事とかは、おれがやってるからな。」

杏は、もぐもぐ食べている。

「先輩、無くなったので、お代わり下さい。」

「世話のやける後輩だな。」

杏に渡した、カレーは、たくさん盛り付けてやった。

片付けは、3人がやっているため、その間に、風呂に行った。

「やっぱり、足を伸ばせる風呂は、いいなぁ」

風呂から上がり、リビングに行くと、3人でゲームをしていた。

「何してるの?」

「先輩!楓先輩が、ゲームを持ってきてくれたので、それをやってます。」

「太郎君も来た事ですので、気分を変えて、人生ゲームでもしましょうか?」

「ありのありありです!先輩、はやく来てやりましょう。」


何周か後

俺は、独り身プラス浪人生となり、現状最下位。

凛空と、杏の仲悪い同士が結婚。しかも、子沢山。

楓は、社長で、働かなくとも金が入るしまつ、言わずもがな1位。

そんな中の、人生ゲームは、大荒れ。

「じゃあ、俺の番だな。えっと、試験当日腹を壊し、落ちる。アルバイト人生ルートに行く。マジかよ、最下位から上がれる気がしない。」

「兄さんなら、きっと逆転できますよ。えっと、子供が留学する。10000払う。」

こんなやり取りが、数10分続いた。

「私が上がったので、終わりですね。1位は、私で、2位が、杏さんと、凛空さん。3位が太郎君ですね。」

「あのルートから、逃げられない時点で決定してたな。」

「では、太郎君にお願いを聞いてもらいましょう。」

「は?聞いてないよ?」

「ルールに書いてありますよ?」

ルールブックを見ると、真面目に書いてあった。

「じゃあ、せっかくなので、今度また、デートしましょうか。ただ、それだとあれですので、3人1人ずつ、デートしましょう。」


その日の夜、女の子3人の部屋は、キャッキャウフフだった。

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