新クラス

「えー今日からお前たちと勉強を共にする 海野太郎と春風楓だ、お前たちはほかの組からねらわれているのを、忘れるな。では2人とも適当な所に座って、適当に自習でもしてくれ。」


「兄さん、兄さんでは、私の隣に来てください。」

言われた通りに凛空の隣の席に座り自習を始めた。

授業の終わりを告げる鐘がなった。ただ、鳴った瞬間、たくさんの人が俺と凛空の回りに人が囲んだ。

周りからたくさんの質問の嵐だった。横を見ると凛空は、耳に手を当てていた。

「凛空の体力が、ゴリゴリに削られてるなぁ」

さすがにやばいと思った俺は、凛空の手を握り保健室に向かった。

保健室につくと凛空をベッドに寝かした。

「兄さん、やっぱり学校は怖いです。たくさんの人がいて、いきなり喋りかけてくるし、男の人はヤラシイ目で見てきたりして気持ち悪いです。」

やっぱり、凛空は人があまり得意ではないらしい。

「凛空、早退するか?」

「はい、でも兄さんも早退して下さいね?体調悪い私を家に1人にさせませんよね?」

凛空の笑顔が怖い

「わかったよ」

そして、2人でタクシーに乗り、家に帰った

「はぁー、やっぱり自分の部屋、自分のベッドは落ち着きます。」

帰って直ぐに、凛空は自分の部屋に行きベッドに入った。

「じゃあ、俺はスーパーに行くから、、、」

振り向いて部屋を出ようとすると、凛空に服をつかまれた。

「兄さん、体調の悪い人を家に1人にするのはダメですよ」

俺は凛空が、寝るまでの1時間ずっと凛空の部屋で座ってまった。

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